2. 元銀行員が見たお金に嫌われる人の特徴6選

それでは、いよいよお金に嫌われる人の特徴を紹介したいと思います。

2.1 必要以上に「お金を使ってはいけない」と考えている

実は節約に追われている人ほどお金が貯まらない傾向にあります。結局のところ、お金を貯める方法は「収入を増やす」「資産運用する」「出費を減らす」の3通りしかありません。

節約生活で我慢を続けていると知らないうちにストレスが溜まってしまいます。すると、自分へのご褒美であったり、たまには無駄遣いするのもいいかと自分をあまやかしたりと、リバウンドが発生してしまいがちです。

この積み重ねが「頑張っているのにお金が貯まらない」という結果に繋がります。

このケースでは、まずは収入と毎月の固定費を確認して、いくらまでは「自由に使えるぞ」という予算額を把握しましょう。

「富裕層」ほど、家計簿は実際の収入より少し少なめに見積もった上でやりくりしているものです。

2.2 自分の資産額が分からない

上記でも触れましたが、収入と固定費の確認は貯蓄を成功させる上で非常に重要な課題です。

みなさんは、自分の資産がどの程度あるか答えられるでしょうか。まずは自分の資産の総額を把握することから始めましょう。

まずは現金。そして有価証券や株。金などや保険商品の解約返戻金などお金にかえやすいもの。次に不動産や車、時計や貴金属、家具の有形資産。

このような順番で自身の保有する資産価値を把握することで、お金にかえやすい資産とかえにくい資産があることが分かると思います。全体の資産が分かれば、自分が何を買えばいいのかが判断しやすくなるのではないでしょうか。

2.3 お金がどこに消えているかわからない

次に確認するのは支出の確認です。まずは固定費を洗い出してください。家賃、住宅ローン、カーローン、光熱費通信費の基本料金、学費…上げればキリがないかもしれませんが、可能な限り正確に把握してください。

次に食費や日用品費などの変動費も把握します。他にもカードの支払い残高や借り入れがある場合は、その借入額残債を確認することも重要です。

そうすればあとは収入と差し引きするだけで、「自由なお金」がわかりやすくなります。

2.4 利用している銀行が1つだけ

使っている銀行が1つしかないと貯金と生活費の区別ができないため、貯めていたつもりがいつの間にか使ってしまう恐れがあります。

基本的に、1つの銀行にはプライベート用の普通預金口座を複数開設できません。

自分名義の口座が1つしかない人は、預金用口座を作ってください。

口座開設は今やネットでも可能になっておりますので、預金保険機構上限である1000万円以上保有者は急務と言えます。

またネット銀行であれば、店舗を置くコストが削減されていることが多く、振込手数料やATM利用手数料がかからないこともありますので、これまでその手数料がかかっていた人は月に数百円の支出ダウンになるともいえます。