老齢年金一覧表「65～80歳代」厚生年金と国民年金別に「1歳刻み」で見る。2023年度の年金額は増額に【年金月額】平均年収300～700万ごとの受給額は

※国民年金部分を含む

会社員や公務員などの年金受給者が受け取る平均年金額は、月14万円から16万2000円ほどと高額です。

生活水準にもよりますが、月15万円ほどあれば年金だけで生活できる人もいるでしょう。

一方で、会社員や公務員経験がない自営業者や専業主婦（夫）は厚生年金をもらえません。

受け取れる年金は、国民年金のみです。

国民年金の平均受給額は月5万5000円から5万8000円ほどとなっています。月5万5000円ほどでは、一般的に年金だけで生活するのは難しいでしょう。

2. 2023年度の年金は67歳以下で2.2%の増額に

年金支給額の水準は、1年に1度改定されます。直近の賃金変動率や消費者物価指数の変動などに応じて、年金額が決まる仕組みです。

2023年度の年金支給額は、直近の物価上昇などを考慮して昨年度より増額となりました。

一般的な夫婦（平均年収約527万円で40年間勤務した夫（妻）と会社員経験のない国民年金を満額もらえる専業主婦（主夫）の家庭）がもらえる年金額は月22万4482円で、昨年度から4889円の増額です。

ただし、物価上昇分と比べると年金受給額の増額幅は少なくなっています。

そのため、受給額は増えても実際の生活は苦しくなったと感じる人も多いかもしれません。