2023年7月21日に、2023年6月の消費者物価指数が公表されました。2023年6月の消費者物価指数は、総合指数の前年同月比で+3.3%の上昇です。

たとえば一年前には1000円で買えていたものが、1033円払わなくては買えない計算になります。

止まらない物価高のなかで、現在の生活だけでなく老後の生活費や家計を気にする人も多いかもしれません。

特に夏は飲食代や旅行、レジャー、親戚付き合いとお金がかかりますよね。

では、現在のシニア世帯はいくらの年金をもらっているのでしょうか。年金だけで暮らすことは、はたして可能なのでしょうか。

本記事では、シニア世帯「65~80歳代」が受け取る年金を、厚生年金と国民年金別に一覧表で確認します。

2023年度の目安年金受給額や年収ごとの年金受給額も紹介するので、参考にしてみてください。

1.【老齢年金一覧表】65~80歳代の「厚生年金・国民年金」平均月額はいくらか

早速、65~80歳代が受け取る平均年金額を、厚生年金・国民年金にわけて一覧表で確認しましょう。

厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、受給者の年齢ごとの平均年金額は以下のとおりです。

出所:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」