「預貯金」と「投資」の割合は個人差がある
毎月の余剰資金は、どれくらいの割合で預貯金と投資に回せばいいのでしょうか。
考え方は人それぞれですが、預貯金で生活防衛資金を確保してから投資を始めるべきという考え方もあります。
生活防衛資金とは、急にお金が必要になった際にいつでも引き出せるお金です。一般的に、生活防衛資金は生活費の3〜6ヶ月です。
そのため、上記の考え方に沿うと預貯金で3〜6ヶ月分の生活費を貯めたら、資金を投資に回しても問題ない方もいるでしょう。
ただし、人によって状況は違います。
老後が近づいている人であれば、無理に投資に回さずに預貯金である程度の老後資金を確保したほうがいいかもしれません。一方で、若くてリスクが取れる人であれば生活防衛資金以外を投資に回してもいいでしょう。
さらに、一言に「投資」といってもその種類はさまざまです。
株式投資もあれば債券投資や不動産投資などもあります。
たとえば同じ積み立てでも、金額を決めて預貯金と積立投資を併用するのも一つでしょう。
金融商品によってリスクや性質が異なるので、自分の状況にあった金融商品を組み合わせてみてください。
40~50歳代からでも老後資金の準備は遅くない
40~50歳代で十分な老後資金が築けていない人でも、今から老後の準備を始めれば遅くありません。
特に、50歳代は収入が増えることに加え、子どもが独立して教育費などがかからなくなる世帯も多いです。
40~50歳代で老後対策を始めて経済的に豊かな老後生活を目指してみてください。
参考資料
苛原 寛