暑さが日増しに厳しくなる季節でも、涼やかなグリーンカラーで、日々の暮らしに癒しや安らぎを与えてくれる観葉植物。
種類によっては、水挿しで簡単に増やして楽しむことができます。
今回は人気の観葉植物のなかから、水挿しで簡単に増やせる種類をご紹介。あわせて水挿しの手順や植え替えのコツも解説してきますので、剪定などで不要な枝が出たときはぜひ水挿し栽培にチャレンジしてみてくださいね。
観葉植物を水挿しで増やす方法
水挿しに適した時期
多くの観葉植物は春と秋に大きく成長し、冬は成長を止めて休眠期に入ります。
よって水挿しに適しているのは、株が元気な状態の春と秋。植物が育ちにくい真夏や冬の時期は、新しい根を出さないこともあるため注意しましょう。
水挿しの基本の方法
- 状態の良い茎を選び、下の葉(水に浸かる部分)を落とす
- 水を入れた容器に茎を入れる
- 直射日光が当たらない明るい場所で管理する
- 1~2日に一度を目安に水を取り換え、雑菌が増殖しないよう容器も洗浄する
水挿しに使う容器は、発根の状態が分かりやすいようガラスなどの透明容器で管理するのがオススメ。早く根を出したいときは、市販の発根促進剤を使用しましょう。
植え替え
茎からたくさんの発根が確認できたら、鉢に植え替えてみましょう。
植え替えも生育期におこない、用土は肥料が入っていない赤玉土を使用します。というのも、水で育った根は非常にデリケート。いきなり肥料入りの培養土に植えてしまうと、強い刺激で弱ってしまうことがあるため注意が必要です。
水やりの頻度は、植え替え直後はたっぷりと、根付くまでは土の表面が乾きそうなタイミングでおこないましょう。