4. 年金は請求しないともらえない
公的年金は原則として65歳から受給できますが、年金請求書にて請求しないと受給できません。
請求してから、年金を受給できるまでに2ヶ月前後かかりますので、請求すると決めたら忘れずに手続きをしましょう。
ほとんどの方にとって「一生に一度の手続き」となりますが、いつからもらうのか、退職をした後に老齢厚生年金をもらうのか、雇用保険をもらうかなど選択をしないといけません。
わからない場合は、年金事務所で事前に相談をしておくと、金額なども教えてもらえます。
年金請求書は比較的わかりやすい書類ですが、請求書を記入する際、提出する際に確認して欲しい事項があります。
事前送付用の年金請求書の「3.これまでの年金の加入状況について確認してください」の欄には、日本年金機構で確認ができている年金の加入記録が記載されています。
過去に働いた事業所やご自身で国民年金保険料を納付した記録が記載されているので、漏れがないか、入社や退職の時期が間違っていないか確認しましょう。
この記録が、年金の加入期間に影響するため、漏れがあると受給できる金額が相違することもあります。
しっかりと確認した上で、年金の請求をしましょう。
参考資料
- 日本年金機構「年金請求書の記入方法等」
- 日本年金機構「老齢年金の受取方法確認書(老齢年金の繰下げ意思についての確認))」
- 日本年金機構「特別支給の老齢厚生年金を受給するときの手続き」
- 日本年金機構「年金請求書(国民年金・厚生年金保険 老齢給付)様式第101号(記入例)」
香月 和政