3. ポータブル式トイレ

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車体に固定せず、便座と汚水タンクが一体化した置き型タイプのトイレがポータブル式トイレです。車体に固定できない場合も後付けで設置でき、持ち運びができるのが特徴。

ポータブル式トイレは、木やプラスチック、金属、スチールなど材質もさまざま。背もたれのある・なしなど、種類も豊富です。

汚水タンクの容量は10Lほどと小さいため、家族で使用する場合は1〜2日程度で処理が必要です。汚水の処理は、自宅のトイレやRVパーク、ダンプステーションで行います。

4. ラップ式トイレ

ポータブル式トイレの改良版ともいえるのがラップ式トイレ。ポータブルトイレはトイレと汚水タンクが一体化したものですが、ラップ式トイレは汚水タンクが必要ありません。

汚水タンクの代わりに防臭フィルムをセットして使用。水を使わず、排泄物を一回ごとに自動で密封して個包装で切り離す仕組みです。

使用前に専用の凝固剤を入れ、排泄後にスイッチを押すとラッピングが開始。ラップされた袋が切り離されたら可燃ゴミとして処理できます。

防臭フィルムをラッピングして圧着することで、臭いや菌をしっかり閉じ込められるので衛生的です。もともと介護用として利用されていた商品ですが、キャンピングカーでの利用も増えています。

もちろん、持ち運びも可能なので災害時にも役に立つトイレです。

5. 非常時への備えに!使い捨て&折り畳み式トイレ

軽タイプのコンパクトなキャンピングカーにおすすめなのはもちろん、非常時の備えとして常備しておきたいのが使い捨てトイレや折り畳み式トイレです。

使い捨てトイレは、災害時の備えとして常備している人も多いのではないでしょうか。近年、100円ショップでも見かけるようになりましたね。凝固剤の入った袋に排泄して、可燃ごみで捨てられる気軽さが特徴です。

「袋に直接だと気がひける…」そんなときは、折り畳み式トイレを使用してはいかがでしょうか。座る部分の穴に袋をセットして、凝固剤で排泄物を固める仕組みです。使わないときは畳んで収納できるのでスペースもとりません。

後章で紹介するトイレトラブル時に備え、非常用に携帯するのがベストです。