新NISAを「35歳・40歳・45歳」から月5万円積立投資した場合をシミュレーション
より使いやすい制度となる新NISAですが、具体的にいくらの資産を形成できるのでしょうか。
毎月5万円の積立投資を「35歳・40歳・45歳」から始めた場合における、65歳到達時点の資産評価額をシミュレーションしましょう。
運用利回りは年利3~6%でシミュレーションします。シミュレーション結果は以下のとおりです。
【年利3~6%別】35歳~65歳到達時点における資産額
- 年利3%:2914万円
- 年利4%:3470万円
- 年利5%:4161万円
- 年利6%:5023万円
【年利3~6%別】40歳~65歳到達時点における資産額
- 年利3%:2230万円
- 年利4%:2571万円
- 年利5%:2978万円
- 年利6%:3465万円
【年利3~6%別】45歳~65歳到達時点における資産額
- 年利3%:1642万円
- 年利4%:1834万円
- 年利5%:2055万円
- 年利6%:2310万円
35歳から月5万円の積立投資をした場合、運用利回りが年利3%でも3000万円近い資産を準備可能です。運用利回りが年利6%の場合は5000万円を超える資産を築けます。早く始めるほど、資産形成効果は大きいです。
また、45歳から積立投資を開始した場合でも約1600万円~2400万円もの資産を築けています。そのため、45歳からの積立投資でも遅くはないでしょう。
上記はシミュレーションであり、投資なのでリスクがあり、また運用成果は後でなければわかりませんが積立投資の参考になるでしょう。
新NISAの非課税効果を試算
NISAは、運用利回りが非課税になることがメリットです。では、新NISAの非課税効果によりどれくらい得をするのでしょうか。35歳から積立投資を開始して、年利6%で運用した場合で確認しましょう。
この場合、資産評価額5023万円のうち運用による利益は約3223万円です。
本来は投資の利益に約20%の税金がかかるため、65歳時点で売却した場合には約645万円(3223万円×20%)の税金が発生します。
ただし、新NISAでは税金がかからないため、実質645万円も得をする計算です。NISAの非課税効果の大きさがわかります。