2023年9月29日(金)最終回を迎えた、NHKの連続テレビ小説「らんまん」。
「日本の植物学の父」と称される植物学者の牧野富太郎博士をモデルにした主人公・槙野万太郎を、神木隆之介さんが好演し注目を集めました。
ドラマ「らんまん」では、主人公・牧野万太郎の生涯と深く関わる草花の名前を、毎週のサブタイトルに掲げています。それらの草花たちは、神木さん演じる牧野万太郎や周囲の人々の傍らにさりげなく寄り添い、物語の随所に鮮やかに彩りを添えています。
本連載では、NHKの連続テレビ小説「らんまん」に欠くことのできない、美しい草花たちの魅力や育て方を紹介しています。
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NHK朝ドラ第26週のサブタイトル「スエコザサ」 と「作中に登場した花々」
NHKの連続テレビ小説「らんまん」最終週となる第26週のサブタイトルは「スエコザサ」。
最終週を飾るスエコザサは東北地方の一部に自生し、牧野博士の妻の名前が付けられています。
本記事ではスエコザサの特徴や名前の由来を紹介します。またこれまで「らんまん」に登場した6つの植物をピックアップしましたので、ドラマを振り返りながら見て行きましょう。
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NHK朝ドラ【らんまん】第25週のサブタイトル「ムラサキカタバミ」その魅力や育て方に迫る
第25週のサブタイトルは「ムラサキカタバミ」。ドラマでは関東大震災で万太郎の家が焼け崩れ途方に暮れていたときに、傍らに咲くムラサキカタバミの花に気づきます。「生きて根を張っている限り、花はまた咲く」と、その生命力に勇気づけられる万太郎。
ハート型の三つ葉が愛らしく、淡い紫やピンクの花が咲く、庭の片隅や道端、公園などさまざまな場所でよく見かけるなじみ深い野草です。本記事では、ムラサキカタバミの魅力や育て方を紹介します。
NHK朝ドラ【らんまん】第23週のサブタイトル「ヤマモモ」その魅力や育て方に迫る
第23週のサブタイトルは「ヤマモモ」。ドラマでは万太郎の研究費用のため、妻の寿恵子が商いを始めることに。その店先には万太郎がシンボルツリーとして選んだヤマモモの木が、赤い実を付けて客を出迎えていました。
初夏に真っ赤な実をたわわに付けるヤマモモ。本記事では、性質が強くやせた土地でも育つので、庭木や街路樹として植栽されているのをよく見かけるヤマモモの魅力や育て方を紹介します。