ミニバラ〈冬のお手入れポイント 2つ〉

Kokhan O/shutterstock.com

〈冬のお手入れのポイント 1〉植え替え

冬はバラの休眠期。根に多少負担がかかっても大丈夫なので、植え替えは冬におこないます。鉢花で売られているミニバラは挿し木が数本集まったものなので、1本ずつ分けて植え替えましょう。

新しく伸びてきた根を切らないように、ていねいに土をほぐしながら小分けします。4~5号程度の植木鉢を用意して、元肥を施した土壌に1本ずつ移植。

植え替え後はときどき土の乾き具合を見て、カラカラになっていたら水を少量与えます。

〈冬のお手入れのポイント 2〉剪定

植え替えが終わった苗は、地面から5~10センチ程度の高さで剪定しましょう。見た目はさびしくなりますが、コンパクトにすることでエネルギーを温存できます。

 ミニバラ〈翌春以降のお手入れポイント〉

iceink/shutterstock.com

ミニバラは強健な性質をもつ品種が多いので、うまく夏越しして冬の植え替えが成功すれば、気温が上がってくる春には新芽がどんどん出てくるでしょう。

健康な苗に育っていれば、4~5月にかけてツボミを付けます。少しだけであれば咲かせてもよいのですが、たくさんツボミが付いたら摘み取るのがオススメ。

できれば翌年の1年間は開花させずに育てると、よりしっかりとした株に生長します。

鉢花のミニバラはこまめなお手入れが大切

鉢花のミニバラは栽培が難しいというのが通説。それでも枯らして処分してしまうのはバラがかわいそうで、植物を愛する者にとっては心が傷みます。

手がかかることは承知のうえで、贈り物でいただいたミニバラを、心を込めて大きく育ててみませんか。