母の日や誕生日などにプレゼントされた鉢花のミニバラ。

咲き終わったあとも大切に育てて、できれば来年もまた楽しみたいと思う方も多いでしょう。

ところがギフト用のミニバラは意外と栽培が難しく、初心者にとってはややハードルが高め。今回は咲き終わったミニバラを、枯らさずに育てるコツを季節ごとに紹介します。

鉢花のミニバラが育てにくい理由は?

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Totokzww/shutterstock.com

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ギフトとしてよく選ばれる鉢花のミニバラは、バラ栽培の経験が豊富なガーデナーでも栽培が難しいと言われます。その理由は、もともとミニバラは「育てる」ためではなく、「鑑賞する」ために作られているからです。

本来バラは接ぎ木で作られた、主幹1本の単体苗でないと大きく育ちません。ところがギフト用のミニバラは見た目を豪華にするため、挿し木で作った小さな株を数本寄せ植えしたもの。

開花時期だけの美しさを求めて作られているので、開花後の栽培は考慮されていません。ただ、これらを理解したうえで、多少の手間を厭わなければ、大きく育てることは可能です。

ミニバラ〈夏のお手入れポイント 3つ〉

〈夏のお手入れのポイント 1〉夏の置き場所は屋外の明るい日陰から

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Balasioiu Sorin Ionut/shutterstock.com

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ミニバラを部屋に置いて鑑賞していた場合は、開花後は必ず屋外で育てましょう。ただ、いきなり日なたに出すと夏の直射日光にさらされて弱ってしまいます。

夏の間は明るい日陰に置き、日差しが柔らかい早朝や夕方だけ少し光を当てながら慣らします。最初から屋外に置いていた場合も同様に移動して、強い日差しから守りましょう。

〈夏のお手入れのポイント 2〉切り戻しと摘芯で株元の風通しをよくする

夏は高温多湿で株が蒸れやすくなり、病気も多発します。こんもりと茂って密集している茎や葉は、適度に切り戻しして株元の風通しをよくしましょう。

四季咲き性が強い品種はまれに夏に開花することも。シュートと呼ばれる新しい枝が伸びてくる場合もあります。ツボミやシュートは摘芯して、現状維持のまま夏越えできる体力を温存するほうがよいでしょう。

〈夏のお手入れのポイント 3〉水やりは鉢底までたっぷりと

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Nita smile/shutterstock.com

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夏は水切れを起こしやすいので、鉢底からあふれ出るまでタップリと水やりしましょう。朝夕の涼しい時間帯に与えるのがオススメです。

ギフト鉢は土こぼれを防ぐために、土壌にピートモスを使っていることがあります。ピートモスは乾き切ってしまうと吸水性が悪くなるので、土がカラカラに乾く前に水やりすることが大切です。

ミニバラ〈秋のお手入れポイント 4つ〉

〈秋のお手入れのポイント 1〉置き場所

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LittleMissPhotography/shutterstock.com

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秋になって涼しくなり日差しも柔らかくなってきたら、鉢を日なたに移動します。光をタップリ当てて光合成を促しましょう。

〈秋のお手入れのポイント 2〉摘蕾

秋は開花をあきらめて、新しく伸びた葉だけ残してツボミはすべて摘み取りましょう。開花は翌年の春までおあずけにして、まずは株の生育を優先します。

〈秋のお手入れのポイント 3〉鉢増し

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Stanislava Yaneva/shutterstock.com

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本来は購入したらすぐに一回り大きめの鉢に植え替えるのがオススメ。春に鉢増しできなかった場合は、夏が過ぎるのを待って秋におこなってもまだ間に合います。

元の鉢からそっと抜き取り、土を崩さずそのまま植え替えましょう。もしピートモスがぎっしり詰まっていたら、根を傷めないようにしながらピートモスを少し落として植えなおします。

〈秋のお手入れのポイント 4〉追肥

夏の暑さを乗り越えた株にパワーを与えるため、月に1~2回程度薄めの液体肥料を与えましょう。

ミニバラ〈冬のお手入れポイント 2つ〉

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Kokhan O/shutterstock.com

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〈冬のお手入れのポイント 1〉植え替え

冬はバラの休眠期。根に多少負担がかかっても大丈夫なので、植え替えは冬におこないます。鉢花で売られているミニバラは挿し木が数本集まったものなので、1本ずつ分けて植え替えましょう。

新しく伸びてきた根を切らないように、ていねいに土をほぐしながら小分けします。4~5号程度の植木鉢を用意して、元肥を施した土壌に1本ずつ移植。

植え替え後はときどき土の乾き具合を見て、カラカラになっていたら水を少量与えます。

〈冬のお手入れのポイント 2〉剪定

植え替えが終わった苗は、地面から5~10センチ程度の高さで剪定しましょう。見た目はさびしくなりますが、コンパクトにすることでエネルギーを温存できます。

 ミニバラ〈翌春以降のお手入れポイント〉

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iceink/shutterstock.com

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ミニバラは強健な性質をもつ品種が多いので、うまく夏越しして冬の植え替えが成功すれば、気温が上がってくる春には新芽がどんどん出てくるでしょう。

健康な苗に育っていれば、4~5月にかけてツボミを付けます。少しだけであれば咲かせてもよいのですが、たくさんツボミが付いたら摘み取るのがオススメ。

できれば翌年の1年間は開花させずに育てると、よりしっかりとした株に生長します。

鉢花のミニバラはこまめなお手入れが大切

鉢花のミニバラは栽培が難しいというのが通説。それでも枯らして処分してしまうのはバラがかわいそうで、植物を愛する者にとっては心が傷みます。

手がかかることは承知のうえで、贈り物でいただいたミニバラを、心を込めて大きく育ててみませんか。