見直しポイントその2.「住まい」

子育て中は郊外の広い一軒家に住んでいたとしても、老夫婦ふたりになったら都心の小さなマンションに引っ越すという選択肢を検討してみるのもおすすめです。

人口減少が進むいま、郊外の住宅地の不動産価格は今後値下がりしていく可能性もあるでしょう。

将来自宅を売却して老人ホームの入居資金を作るつもり、といった場合には、都心のマンションの方が有利になる可能性もありそうですね。

買い物や掃除、戸締りなども楽になるかも知れません。オートロック付きのマンションなら、防犯面でも期待ができそうです。

経験上、筆者が高齢者にマンションを薦める理由の一つは、「冬場、暖かいこと」です。

すきま風が少ないということもありますが、何より上下左右の家がお互いに暖めあっています。冬の夜中、トイレに起きたときの「ヒヤッと感」も、だいぶ和らぎます。

見直しポイントその3. 「自動車」

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次の見直しポイントは「自動車」です。毎日の生活にマイカーは本当に必要でしょうか。

もちろん、地域によっては生活必需品となる場合もあるでしょう。しかし、公共交通機関が発達したエリアに住むならば、日頃の暮らしにマイカーは不要となるケースも多いですね。

自動車関連のコストは、定期的な買い替え、車検、駐車場代などを計算してみると想像以上にかさんでいるかも知れません。一度計算してみてはいかがでしょうか。

筆者は、子どもが大きくなった時点で自動車を手放しました。相当贅沢にタクシーを使っていますが、それでも自動車を持っていた時よりは安上がりです。

金銭面だけではなく、健康にも良い効果があるかもしれません。「駅まで歩く、駅の中を歩く」というだけで、運動不足の解消にも繋がりますから。

駅の中ではエスカレーターやエレベーターではなく、階段を使うように心がければ更に良いですね。もしかすると、スポーツジムに支払っている会費が不要になるかも知れませんよ(笑)。