住宅相談トラブル3. 家へのこだわりの少なさを指摘された

「家へのこだわりの少なさを指摘された」

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ご夫婦の第一優先は「予算内での購入」です。そのため、「家の間取りや設備などにあまりこだわりを持たず、シンプルな家でも満足でした」と話しています。

家へのこだわりがなかったため、設備のオプションや断熱材のグレードアップなどは極力せずノーマル仕様を要望しました。そこで営業マンに言われた一言に驚いたそうです。

「Sさんはもっと家にこだわったほうがいいです。シンプルすぎる家だと必ず後悔しますよ」

確かに、設備や間取りにこだわりをもつことも大切です。しかしこの営業マンは、家を購入する人の優先順位が「予算内での購入」ということをあまり意識せず「家へのこだわりをもたせて予算を上げさせる」ことに意識がいってしまいました。

家を購入する人の要望を理解してあげることが、できる営業マンの証です。

住宅購入では不安や不満を解消できる営業マンを選ぶべき

今回のSさん夫婦が体験した、ハウスメーカーの営業マンとのトラブルは少なくありません。

営業マンが自分自身の営業成績のことを考えすぎて、購入者の要望にマッチしない提案をするケースも残念ながらあるのです。

ハウスメーカーの優秀で信頼できる営業マンの特徴は「購入者の不安や不満を解消できる」ことです。

優秀な営業マンは、物件のメリットはもちろんデメリットをしっかりと説明してくれます。さらに細かいヒアリングで不安点を聞き出し、不満を解消するための提案をしてくれるため安心できます。

優秀な営業マンを見極めることも、家づくり成功の近道です。

参考資料

岩井 佑樹