大学生の就職活動において採用担当や人事が嫌う学生のNG行動とは何でしょうか。就職活動は誰にとっても前向きであるべきというのは前提ですが、採用活動なども経験してきた社会人からよく出る、学生が気をつけておくべきネガティブリストとして6つのポイントをご紹介します。
NG行動その1:質問ができない
面接の場で必ず聞かれる質問は共通しています。それは「最後に何か質問はありますか」です。質問は相手に対しての最大の興味の証です。したがって、質問がないというのは最悪のシーンだといえるでしょう。また、事前の勉強不足のせいで適切ではない質問をすることもまたNGです。こうした状況を想像してみてください。
質問をするためには事前準備が必要です。自分の質問を第三者に聞いてもらうというのも適切な内容かどうかを確かめる方法の1つでしょう。社会経験のある父親や母親、経営者や人事担当者に知り合いがいるのであればそうした関係者に自分の質問を聞いてもらってはどうでしょうか。「親になんて聞きたくない」というためらいもあるでしょうが、身近でアクセスしやすいリソースは十分に活用すべきでしょう。素朴ながら本質的な指摘をしてくれるということもあります。
また、これは少し上級者向けですが、こちらが準備をした質問を様々な企業に投げかけてみるのもよいでしょう。相手の回答の内容の違いを知ったり、その回答力を試すのも面接の1つの楽しみ方かもしれません。採用担当者の力量を見極めることで、その企業を評価するという方法もあります。
いずれにせよ、面接は相手を知り、自分を知ってもらうという意味で重要です。全ては対話から理解が始まります。お互いに限りある時間を費やしているわけですから、準備を怠らずに臨みたいものです。
NG行動その2:聞いた話をすぐに忘れる
意外に思われるかもしれませんが、ちょっと前に聞いた話をすぐに忘れてしまう人がいます。これは学生だけではなく、社会人の中にもいます。しかもそれが些細なものではなく、非常に重要な内容の場合もあります。
そういう人に限って「自分は決してそうではない」と思いがちなのが厄介なところです。話した方は重要だと思って話した内容が伝わっていない、理解されていない、ましてや記憶にないとなれば、非常にネガティブな印象を与えることは容易に想像できるでしょう。
忍耐強い、もしくは優しい面接官の場合には、繰り返し教えてくれることもありますが、そうではないことのほうが多いものです。
「自分は忘れやすい」と思う人はこまめにメモを取る癖をつけておくのも必要かもしれません。メモをしっかりとる人は現場で上司から重宝されるようです。これは、それができる人が少ないということの裏返しかもしれません。
NG行動その3: チームワークの意識が欠如している
仕事は1人だけ完結することなどほとんどありません。いろいろな人を巻き込んでいくことで大きな仕事ができます。
また、仕事をするうえでのステークホルダー(関係者)が増えれば増えるほど、その中でのコミュニケーションが重要となってきます。
キャリアを積み重ね仕事を任されるような立場となれば、チームをマネジメントするような機会も増えていきます。企業がその学生を幹部候補生として見ていればいるほど、チームのリーダーとしてふさわしい人物であるかという評価軸がついて回ります。
大学生時代の学業の評価は言うまでもなく、体育会の学生が人事担当者に根強い人気があるのは、こうしたチームワークの重要性を理解しているかどうかという点にあります。
NG行動その4:優先順位がつけられない
社会人なら仕事の優先順位をつけるなんてあたりまえじゃないか!という方も多いでしょう。しかし、時間に余裕のある学生時代を4年近くも過ごすとなかなか優先順位を付けられない場合も多いようです。
採用面接の場でリクルーターから込み入った質問をされるシーンを想像してみましょう。その場合には、質問に関して重要なポイントから順番に回答ができることが重要です。
そもそも面接(インタビュー)の時間は限られています。面接官が1日に何人もの学生を相手していることも多いでしょう。そしてそうした面接官は人事部でなければ、職場をいったん離れて面接しているということもあります。もしかしたら、面接よりも仕事の方が気になっているという人がいても不思議ではありません。
そのような状況も様子を見ながら「結論ファースト」を徹底し、自分の意見の背景や裏付けは結論を明確にしたのちに付け加えるとよいでしょう。
日本人の上司や面接官には「結論ファースト」が必ずしも刺さらないのでは、と考える人もいるかもしれませんが、先述のように時間が限られている場合には有効な姿勢・スタイルかと思います。もちろん、面接での雰囲気や相手の性格なども見ながら簡潔に自分の意見を述べるとより効果的なのではないでしょうか。
短時間に相手の聞きたいことを優先順位をつけて整理し、回答することができれば、採用担当者もその学生の入社後のイメージが持ちやすいはずです。
NG行動その5:気配りができない
集団面接で1人に割り当てられている時間が決まっているのにもかかわらず、自分をアピールしまくる人がいます。そうした積極性は買われたとしても、他人への気配りができない学生は会社という組織、ひいてはチームワークには不向きです。
積極性があるだけが取り柄の人材が、たとえばベンチャー企業であればバリバリやっていけるかというとそうでもありません。ベンチャー企業であっても、大企業を含め様々な会社と取引することになります。つまるところ、ビジネスは1人では成立しません。
これまで見てきた中で集団面接上手だと感じるのは、全員に意見を出させ、自分がラップアップ(まとめ)をしれっとしてしまう学生です。ややもすれば、「おいしいところを持っていきやがって」という目で見られがちですが、一面では全体の流れを踏まえて、意見をまとめ上げることができる能力ともいえます。これも一つの気配りができるタイプといえるでしょう。
自分がどうすれば上手く立ち回れるかをまずは考え、当日の面接の流れを見ながら自分の強みを出せるとよいですね。
NG行動その6:話の展開がない
平たく言うと「話がつまらない」ということになります。
これは決して個人のキャラクターを批判するものではありませんが、採用担当者も人間です。これから採用しようとする学生が仮に自分の部下となることがあったらどのような会話のやりとりをするかということをイメージすることもあるでしょう。
その際に、むすっとして会話が続かない人材よりも、話題が豊富で話しやすい人材の方が受け入れやすいというのは多くの人で共通するかと思います。
また、社会人になると「で、オチは何だっけ」とか「で、結論は何だっけ」と言われている場面を目にするものです。単に面白さだけでなく、自分が言いたいことを一方的に述べるのでもなく、「伝えたいことがしっかり伝わるようにまとめる」という意味で、学生の時よりも社会人になってからの方が話の展開やオチを考えるようになったという人も多いのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。採用担当者が良い顔をしない行動を可能な限り避けて、コミュニケーションをうまく図ることがお互いを理解できる近道といえるのではないでしょうか。あなたが考える面接NG行動にはどのようなものがありますか。
LIMO編集部