野村スリーゼロ先進国株式投信はどのような投資信託か？商品概要とおすすめポイント 野村スリーゼロ先進国株式投信のメリットも解説

野村スリーゼロ先進国株式投信は野村アセットマネジメントのインデックスファンドです。
外国の株式市場を投資対象としている銘柄です。2023年4月28日時点で純資産総額は86.7億円を突破しています。

今回は野村スリーゼロ先進国株式投信の商品概要やおすすめポイント、評判などを解説します。野村スリーゼロ先進国株式投信に興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

•  野村スリーゼロ先進国株式投信の概要
•  野村スリーゼロ先進国株式投信のメリット
•  野村スリーゼロ先進国株式投信の評判

野村スリーゼロ先進国株式投信とは？商品概要を紹介！

野村スリーゼロ先進国株式投信は外国の株式に投資する銘柄です。

インデックス運用のため外国の株式市場の値動きに連動するよう設計されています。

主な実績やステータスは下記の通りです。

手数料は購入時手数料が無料、信託財産留保額も無料となっています。また、主な手数料であり保有額に対して年率でかかる信託報酬は0％と十分低めの設定です。

設定来分配金は0円のため、「分配金なし」のファンドを求めている人におすすめです。

ワンポイント

分配金なしの場合、利益は再投資されて再び元本として運用されます。このサイクルにより元本と利益が相互に大きくなる「複利効果」が期待できることから長期で資産形成を行う人におすすめです。

組入銘柄数は1271銘柄で、投資先の内訳は以下の通りです。

＜組入上位5業種＞

＜組入上位銘柄10社＞

組入上位の割合は、ソフトウェアが7.5％、医薬品が5.4％となっています。また組入上位銘柄で最も割合が高いのはAPPLE INCです。

野村スリーゼロ先進国株式投信のメリット3選！

野村スリーゼロ先進国株式投信の主なメリットは以下の3ポイントです。
先進国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる

1. 低コストで運用できる
2. カントリーリスクに対応できる
3. それぞれ詳しく紹介します。

1. 先進国経済の成長による株式市場の価格上昇を期待した運用ができる

野村スリーゼロ先進国株式投信は外国の株式に投資するインデックス型投資信託です。

比較的安定した成長が期待できる先進国に投資します。

先進国5ヶ国以上の株式に投資することからリスク分散が効いており、安定した成長が期待できる銘柄です。

2. 低コストで運用できる

投資信託で最も気をつけるべきコストは保有額に対して年率でかかる信託報酬です。

金融庁のデータによれば、つみたてNISAの対象商品で投資先を内外・海外とするインデックス型投資信託の信託報酬平均は年率0.34％（税抜き）となっています。

同じ分類に所属する野村スリーゼロ先進国株式投信の信託報酬は0％と、同系統の投資信託の中では十分に低めです。
野村スリーゼロ先進国株式投信はコストを抑えた投資信託運用にもおすすめできる商品となっています。

3. カントリーリスクに対応できる

「カントリーリスク」は投資先の国・地域におけるクーデターや災害等によって相場や金融商品の価格が変動するリスクのことです。投資先が特定の国や地域に集中するほど、このリスクは高くなります。

先進国5ヶ国以上の株式に投資する野村スリーゼロ先進国株式投信であれば、特定の国や地域へ投資先が集中することを避けられるので、カントリーリスクを低減する効果が期待できます。

野村スリーゼロ先進国株式投信のデメリットは？

野村スリーゼロ先進国株式投信はMSCIコクサイ・インデックスに連動した値動きを目指すインデックスファンドです。

ベンチマーク（目標となる指標）のMSCIコクサイ・インデックスは株価指数である一方野村スリーゼロ先進国株式投信は信託報酬を支払って運用してもらう金融商品です。

そのため理論上、野村スリーゼロ先進国株式投信はベンチマークとなるMSCIコクサイ・インデックスに対して、信託報酬分の負けが発生します。

全く同じ値動きを実現したとしても、信託報酬分のコストが損失となってしまう点がインデックスファンドである野村スリーゼロ先進国株式投信のデメリットです。

野村スリーゼロ先進国株式投信の評判を紹介！

ここでは野村スリーゼロ先進国株式投信の評判を紹介します。

• 新NISAのつみたて投資枠は「野村スリーゼロ先進国株式投信」にするつもり。信託報酬が0円だし内容もいいからね
• 野村證券でしかもNISA専用ってのはちょいネックだけど、それでもアリな商品

野村スリーゼロ先進国株式投信に関する口コミとしては、その信託報酬の安さを高く評価するコメントが見られました。ただし、2023年5月現在、NISAで野村スリーゼロ先進国株式投信を運用する場合、購入の窓口は野村證券かLINE証券に限られます。

野村スリーゼロ先進国株式投信は長期投資をしたい人におすすめ

まとめると、野村スリーゼロ先進国株式投信は以下のような方におすすめです。

野村スリーゼロ先進国株式投信は先進国5ヶ国以上の株式に投資することから分散性が高く、ローコストでありながら先進国の経済成長を期待した運用が可能です。そのためじっくり資産を育てる長期投資向きと言えるでしょう。

長期投資を実施する上で重要なポイントは信託報酬です。一般的なインデックスファンドの信託報酬は年率0.2％など日々かかるコストとなるため、長期で運用するほどその金額は馬鹿にできないものとなっていきます。野村スリーゼロ先進国株式投信であれば信託報酬は十分に低い水準と言えるでしょう。

ここまでで、野村スリーゼロ先進国株式投信に興味を持った方は、本記事で紹介した証券会社等も活用して情報を集めてみるといいでしょう。

参考資料

• 野村アセットマネジメント「野村スリーゼロ先進国株式投信」
• 金融庁「つみたてNISAの概要」
• 金融庁「つみたてNISAの対象商品」
• 金融庁「教えて虫とり先生」

まとめ

野村スリーゼロ先進国株式投信は以下の方におすすめです。

•  投資を始めたばかりの初心者の方
•  成長の安定した先進国に分散投資したい方
•  コストをなるべく抑えたい方

MeChoice編集部