待機期間短縮のコツ5. 併設のデイサービスやショートステイを使う

入所の申し込みをしている特養のデイサービスやショートステイを利用することもおすすめします。

なぜなら、併設のサービスを利用することで施設側へ「特養の申し込みをしている利用者」として印象付けることができるからです。

また、施設スタッフと顔なじみになることで、入所の優先順位を上げてもらえる可能性があります。

「特養にすぐ入れない場合」入所までを乗り切る2つの対処方法

最後に、特養にすぐに入れない場合の対処方法を2つ紹介します。

対処方法 その1. 「ロングショートステイ」を利用する

やむを得ない事情があって在宅介護を続けることが難しい場合は、「ロングショートステイ」を利用しながら入所を待つことができます。

ロングショートステイとは、ショートステイの長期滞在枠のことで、30日間連続して特養に宿泊できるサービスです。31日目に自宅に戻ると、翌日からまた30日間の利用が可能です。

長期的に特養に宿泊しながら、あとは入所を待つだけのため、介護者の負担を軽減できます。

ロングショートステイを利用したい場合は、担当のケアマネジャーに相談しましょう。

対処方法 その2.一時的に民間の老人ホームに入居する

特養の空きができるまで、一時的に民間の老人ホームに入居するという方法もあります。

例えば「介護付き有料老人ホーム」や介護型の「サービス付き高齢者向け住宅」であれば、特養と同等の介護サービスが受けられます。認知症の診断を受けている方は「認知症グループホーム」も入居対象です。

特養と比べると費用はかかりますが、すぐに介護から解放されたい場合には、選択肢の一つとして考えると良いでしょう。

参考資料

中谷 ミホ