現代では価値観の多様化が進んでおり、結婚観に関しても大きく変化しつつあります。
結婚を決意するパートナーとは、環境の異なる場所で育ってきたゆえに、お互いの価値観や考え方でぶつかってしまうことも少なくありません。
理想の結婚生活をスタートさせるためには、まずは今後のライフプランを結婚前に話し合っておくことが大切となります。
2023年6月5日にリリースされた調査によると、結婚前にパートナーと話し合った項目として「居住地」が最も多い結果となりました。
本記事では、調査結果をもとに「結婚前に夫婦が話し合っておくべきこと」について紹介します。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
結婚前に話し合った項目。最も多いのは「居住地について」
婚活事業を複合展開する株式会社IBJは、成婚者を対象に「理想の家庭を築くためのお相手探し」についての調査を実施しました。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:IBJネットワークで成婚した男女1860人(男性867人、女性993人)
- 調査期間:2022年2月16日~3月1日
- リリース公開日:2023年6月5日
上記調査の結果、結婚前にパートナーと話し合った項目として「居住地」が最も多い結果となりました。
「居住地」に次いで、「働き方」も上位となりました。
結婚をきっかけに同居を始める人が多いことから、お互いにとって立地の良い場所や、引越しに伴う転職などを結婚前に話し合う夫婦が多いと考えられます。
また「子どもについて」「貯蓄について」「親の介護」など、将来のライフプランに関する内容を事前に相談しておく人も多い傾向にありました。
なお、株式会社IBJの同調査では、71.9%の人が話し合った項目について「結婚をする前に解決した」と回答しており、お互いの不安を解消してから結婚生活をスタートさせる夫婦が多いとうかがえます。
とくに、「住む場所」「結婚後の働き方」などは、今後のライフプランに大きく影響する項目であるため、結婚前に話し合いを行い、双方が納得したうえで結婚生活をスタートさせられると良いでしょう。
後悔しないために!結婚前に聞いておけばよかったこと
株式会社IBJによる「結婚前に聞いておけばよかったこと」では、「費用負担」が上位となりました。
上記調査を男女別にみると、男性は「費用負担について」、女性は「貯蓄について」が最多となっており、金銭感覚の違いがないかを結婚前に確認しておくべきだったと後悔している人も少なくないようです。
実際に、裁判所の司法統計において、夫婦の離婚の原因として、妻・夫共に「浪費する」ことが上位にあがっています。
金銭感覚は目に見えるものではなく、付き合っている頃は意外と気付けない部分も多いです。
また、「お金」に関する内容は、なかなか切り出しにくいセンシティブなものであるゆえに、時間が経過するにつれて「今さら言いにくい」と感じることも。
とはいえ、夫婦になると費用負担や貯蓄などは2人でしていくケースが多くなります。
結婚後にお金の価値観に違いがで出ないよう、結婚前の早い段階で話し合いを行い、解決しておくことが理想です。