昔とは違う?夫婦の働き方・理想の家庭にも変化が

株式会社IBJによる「理想の家庭を築くために重視すること」では、「夫婦の働き方」が男女ともに最も上位に挙げられました。

出所:株式会社IBJ「1万人超の成婚者7割が、理想の家庭を築くために「夫婦の働き方」を重視すると回答!」

結婚観や働き方の多様化が進む現代では、お互いの価値観を尊重できる柔軟な働き方を重視する傾向にあります。

実際に、厚生労働省の調査データでは「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という考え方に対して、男女どの年代においても、約30年前と比較すると反対意見が多くなっています。

出所:厚生労働省「令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える」

上記のことから、現代では「男女としての在り方」よりも、「それぞれの働き方」を重視するほうが理想の家庭を築ける、と考える男女が多いようです。

なお、厚生労働省が発表した調査では、共働き世帯の割合は1989年が42.3%であるのに対して、2019年では66.2%となっており、現代において過半数以上が共働き世帯であることが分かります。

昔よりも共働きが一般的になっている中では、「働き方における考え方」は、結婚後に良い関係性を築くための重要な項目になっているといえます。

とはいえ、今まで異なる環境で育ってきているため、「価値観が違う」と思ってしまうのは、ごく普通のことです。

結婚後を意識して「こうしてほしい」と相手に価値観を押し付けるのではなく、話し合いをしたうえで、双方が納得できる妥協点・解決策を見つけることが、理想的な夫婦を築く第一歩と言えるでしょう。

幸せな結婚生活をスタートさせるために事前の確認を

本記事では、結婚前に夫婦が話し合っておきたいことについて紹介しました。

幸せな理想の家庭を築くためには、結婚前に話し合いを行い、価値観をお互い見直すことが大切となります。

本記事を参考に、「相手のお金に対する価値観」や「働き方に対する価値観」などを、一度確認しておけると良いでしょう。

参考資料

太田 彩子