【男女の年金月収】厚生年金「ひと月15万円超の人」は何パーセントか
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止まらぬ物価高と、増えない賃金。働き盛りの現役世代の中には、遠い将来の暮らしに漠然とした不安を抱く人も多いでしょう。
とりわけリタイア後の収入の柱となる「老齢年金」をどの程度見込めるかで、老後の設計図はだいぶ変わってきますね。
会社員や公務員が受け取る厚生年金は、現役時代の年金加入期間とともに「収入」が老後の受給額を左右します。そのため、実際の受給額には個人差が出てくるのです。
ちなみに総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2021年(令和3年)平均結果の概要」によると、65歳以上の単身無職世帯の月の支出は14万4747円。
厚生年金だけでこの出費をカバーできる人はどのくらいいるのでしょうか。今回は、厚生年金を「ひと月15万円超」受け取る人の割合を見ていきます。
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執筆者
兵庫県芦屋市出身。同志社香里高校・同志社大学政策学部卒業後、損保ジャパン日本興亜(旧日本興亜損保)へ入社。保険代理店への保険商品案内営業に従事。その後、実際に窓口でお客様へ提案したいとの思いから東京スター銀行のリテール営業へ転身。2011年より現在までファイナンシャルアドバイザーとして個人のお金の悩みを解決してきた。2012年より個人販売の全行員内ランキングでは9年間で10位以内から一度も落ちることなく、2014年2位 2019年3位 2020年1位 2021年2位と安定して好成績をおさめた。また周囲への育成にも力を入れており、2014年以降8年連続で途中2度の転勤もありながら、所属支店の成績を31店舗中1位にしてきた。現在は個人向け資産運用会社にて、資産運用のサポート業務をおこなう。一種外務員資格(証券外務員一種)、生命保険販売資格、損害保険販売資格、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。