終活とは、名のとおり「人生の終焉に向けた準備・活動」のことを指し、近年終活を行う人が増えてきています。

終活は、自身の余生を充実させるためのセカンドライフを考えるだけでなく、残された家族のためにも大切な準備と言えます。

とはいえ、具体的にどのような準備をすればいいのか、曖昧な方も多いでしょう。

本記事では、終活を行う目的や具体的な準備の内容について解説していきます。

実際のアンケート調査をもとにした、「50〜70歳代が必要と感じる終活」についても紹介しているので参考にしてください。

終活とは?何を準備すればいい?

終活とは、「人生の終焉について考える活動」で、残りの人生を自分らしく生きるための準備期間を指します。

終活という言葉は、古くから存在したわけではなく近年になってから広まったと言われています。

終活の内容は人それぞれ異なりますが、主に行われる内容として下記が挙げられます。

  • 財産・資産の見直しや整理
  • 自分の身の回りの整理
  • 治療や介護が必要になった時の要望や対策
  • 誰に何を相続するかの検討
  • 葬式やお墓の準備

上記のような準備を進めることで、自身の老後生活で「老後や葬儀にいくらお金が必要なのか」「老後生活はどのくらいお金が使えるのか」などが明白になります。

また、働いている間はできなかったことにチャレンジしてみたり、新たな趣味を見つけてみたりなどの活動も終活に含まれます。

「終活」と聞くと暗いイメージや印象を持ってしまいがちですが、残される遺族への準備だけでなく、余生をより充実させ、残りの人生を前向きに過ごす側面も持っているようです。