4. 掛川花鳥園

画像出所:掛川花鳥園(筆者撮影)

家康が愛してやまなかった趣味と言えば「鷹狩り」。一説によると生涯に1000回以上も楽しんだとも伝えられるほど好きだったそうです。最後に向かったのは、そんな家康の鷹狩り気分を体験できる「掛川花鳥園」です。

「掛川花鳥園」は花と鳥のふれあいを楽しめるテーマパークとして知られており、自然豊かな屋外エリアと、大型ガラスハウスの屋内エリアがあるため、季節を問わずに楽しめるのが特徴です。

温室内に入ると、天井から吊り下がった色鮮やかなインパチェンスの花々がお出迎えしてくれます。

画像出所:ホークフライト体験(筆者撮影)

園内の屋外エリアでは、通常、猛禽類を中心とした迫力あるフライトショーが行われていますが、自分の腕に鷹が飛んでくるホークフライト体験にもチャレンジできます。

画像出所:ホークフライト体験(イニシャルPR事務局)

まず体験者は鷹匠の紺色の羽織を着て、専用のグローブをはめます。スタッフが合図を送ると、数十メートル先にいた鷹が、体験者のグローブを目ざしてものすごいスピードで飛んでくるという流れ。

画像出所:ホークフライト体験(イニシャルPR事務局)

鷹は飛び立ったかと思うと数秒で迷うことなくグローブに着地。すぐ目の前に鷹がいると思うと迫力がすごい…!

画像出所:ホークフライト体験(イニシャルPR事務局)

自分の腕に止まる瞬間は緊張するかもしれませんが、鷹は意外にも大人しくしてくれるので、そのまま撮影タイムに突入できます。家康や鷹匠になりきって鷹とツーショットを撮れるなんて滅多にない経験ですよね。

画像出所:ワールドトリップショー(イニシャルPR事務局)

掛川花鳥園では、屋内のイベント会場でもバードショーを開催しています。

ホークフライト体験の後に参加した「ワールドトリップショー」では、世界各地に生息する鳥たちが様々な特技を披露。時には観客が舞台に上がってスタッフのお手伝いをしたり、逆に鳥たちが客席の近くまで来てくれることも。

画像出所:ケープペンギン(筆者撮影)

こちらはアフリカのケープタウンに生息しているケープペンギン。客席の近くをぐるっと周ってくれたのですが、スタッフさんの人差し指に向かってぴょこぴょこついてくるのがとってもかわいかった!

画像出所:インコの餌やりコーナー(筆者撮影)

インコの放し飼いエリアでは、インコと直接触れ合えることができます。ごはんをあげると、頭上や腕などにたくさんのインコが寄ってきて、気がついたら全身インコだらけになっていることもあるそうです。

画像出所:ハシビロコウのふたばちゃん(筆者撮影)

園内での一番人気は、なんと写真集も出版されているハシビロコウのふたばちゃん。

入り口から出てくると、ゆっくりゆっくり歩いてきて一時停止。少し動いたと思ったら、今度はスタッフをじーっと見つめるなど、とにかく動かない。それにも関わらず独特の存在感があるのでつい目で追ってしまいます。

画像出所:ハシビロコウのふたばちゃん(筆者撮影)

ふたばちゃんはメスなので若い男性スタッフには懐いてくれますが、女性スタッフには反応しない様子。そのため担当は全員男性スタッフになっているのだとか。男性スタッフとのやりとりはYou Tubeなどでも人気があるようです。

画像出所:シロフクロウと鷹デザインのアイス(イニシャルPR事務局)

歩き疲れたら園内の「カフェハナハナ」で休憩を。こちらではオリジナルスイーツとして、シロフクロウデザインのバニラアイス、鷹デザインのチョコレートアイスを販売。どちらもかわいいので両方買ってみたくなりますね。

画像出所:インコソーダフロート(イニシャルPR事務局)

カラフルな5種類のインコソーダフロートもおすすめ。コップのふたばちゃんのイラストもかわいらしいですが…、

画像出所:インコソーダフロート(イニシャルPR事務局)

バニラアイスに描かれたちょっとシュールなインコの表情に癒やされました。

画像出所:JR掛川駅(筆者撮影)

夕方頃にはJR掛川駅に戻って、家康ゆかりの地をめぐる旅は終了。1泊2日と短い旅でしたが、若き日や晩年の家康の軌跡をたどって、家康の視点や想いに少しでも触れられたかと思うと、やはり感慨深いものがありました。

また、静岡ならではの豊かな自然やレジャースポット、ご当地グルメなども充実しているので、ゴールデンウィークや夏休みの旅行として行くのもおすすめ。関東からも関西からもアクセスしやすいのは嬉しいところです。

今回の体験の一部は、JR東海にてプランが出ていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

参考資料

成瀬 亜希子