3. 働く高齢者は増加傾向
近年では、65歳を過ぎても働く方が増えています。
65歳を過ぎても働き続ける理由は人それぞれですが、現在収入のある仕事をしている60歳以上の約4割の方が「働けるうちはいつまでも」働きたいと考えているようです。また、70歳くらいまで、またはそれ以上働きたい方を含めると、約9割の方が働くことを選択しています。
4. まとめにかえて
70代に入って、全く貯蓄を保有してない方がいる一方3000万円以上の金融資産を保有している方もいるなど同年代でも世帯間の格差は大きいです。
ほとんどの方は老後に十分な貯蓄を持っておきたいと思われるのではないでしょうか。
ただ、2000万円3000万円という貯蓄は長い時間をかけてコツコツと準備する必要があります。
また、老後の備えは金額が大きくなりがちで金額を聞いてひるんでしまう方も中にはいると思います。
近年は、数千円から毎月積み立てていく運用商品があります。NISAやiDeCoなど税制面で優遇されたものも活用しながら、ご自身にあった方法で老後の準備をされるといいでしょう。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)
- 総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)Ⅱ総世帯及び単身世帯の家計収支 」
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内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)(PDF版)」
鶴田 綾