1. 【70歳代】貯蓄額はいくら？
ではさっそく、70歳代の方は、どれくらい貯金を持っているのかを見ていきましょう。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和4年）」によると、70代の方の金融資産保有額（金融資産を保有していない世帯を含む）は以下のとおりです。
1.1 【70歳代・二人以上世帯】金融資産保有額
- 平均値：1905万円
- 中央値：800万円
※金融資産を保有していない世帯を含む
70歳代の二人以上世帯の平均貯蓄額は1905万円で、中央値は800万円です。平均値は、極端に大きな数値に引っ張られてしまうため、より実態に近いのは中央値の800万円です。
中央値は、データを大きい（小さい）順に並べた時に中央にくる数値となるため、次の内訳でさらに深く貯蓄事情を確認していきます。
1.2 【70歳代・二人以上世帯】金融資産保有額の内訳
- 金融資産非保有：18.7％
- 100万円未満：5.9％
- 100万円以上200万円未満：4.1％
- 200万円以上300万円未満：2.8％
- 300万円以上400万円未満：4.0％
- 400万円以上500万円未満：2.2％
- 500万円以上700万円未満：7.5％
- 700万円以上1000万円未満：6.5％
- 1000万円以上1500万円未満：10.3％
- 1500万円以上2000万円未満：7.1％
- 2000万円以上3000万円未満：10.0％
- 3000万円以上：18.3％
- 無回答：2.7％
上記のデータから、金融資産を全く保有していない世帯と3000万円以上の金融資産を保有している世帯がそれぞれ20％弱ある事が分かります。
