3. 70歳代の貯蓄資産で最も多いのは「預貯金」

70歳代で3000万円以上の貯蓄を有している世帯では、どのような金融商品で貯蓄をしているのでしょうか。二人以上世帯と単身世帯のそれぞれで確認してみましょう。

【世帯別の金融商品保有割合】

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 令和4年調査結果」、「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和4年調査結果」をもとに筆者作成

70歳代の二人以上世帯・単身世帯ともに、保有額の多い金融商品の種類は1位が預貯金、2位が株式、3位が生命保険、4位が投資信託、5位が債券という結果です。預貯金と株式で貯蓄の半分以上を占めていることがわかります。

二人以上世帯も単身世帯も、預貯金や株式を中心に複数の金融商品を活用して老後資金の貯蓄をしているようですね。