脱マスクが始まり、外出の機会が増えた人も多いのではないでしょうか。ただし、外出の機会が増えると毎月の支出も多くなりがちです。

特に、年金で生活する人は年金受給額以内に毎月の支出を抑えている人も多いかもしれません。年金受給額が多い人ほど、生活水準を上げることもできるでしょう。

では、厚生年金を月15万円以上受給する人は何パーセントほどいるのでしょうか。本記事では、厚生年金を「男性で月15万円以上」受給する人の割合を解説します。

月15万円の厚生年金を受給するために必要な年収についても紹介するので、参考にしてみてください。

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1. 厚生年金「男性で月15万円以上」は何パーセントか

会社員や公務員などが受給する厚生年金の受給額は、現役時代の年収や勤務期間により異なります。

厚生労働省年金局が公表する「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金受給者(男性)における年金受給額の分布は以下のとおりです。

出所:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

1.1 厚生年金受給者(男性)の年金受給額分布

  • 月額5万円未満 :13万2603人(1.2%)
  • 月額5万円以上10万円未満 :105万6048人(9.8%)
  • 月額10万円以上15万円未満 :268万5460人(24.8%)
  • 月額15万円以上20万円未満 :451万8201人(41.7%)
  • 月額20万円以上25万円未満 :217万3173人(20.1%)
  • 月額25万円以上30万円未満 :24万8273人(2.3%)
  • 月額30万円以上 :1万4455人(0.1%)

平均受給額 :16万3380円

※国民年金の受給額を含む

男性の厚生年金受給者のうち、約65%が月15万円以上の年金を受給しています。

男性は月15万円以上受け取れる方が多いですが、一方でおよそ3分の1の方は受け取れていません。

また、上記のデータには会社員経験のない自営業者などは含まれていません。

自営業者は国民年金のみで厚生年金を受給できないため、自営業者なども含めると月に15万円以上の年金を受給する男性の割合は減るでしょう。