2023年4月14日(金)は年金支給日でした。この日を心待ちにしていた人も多いかもしれません。

では、年金受給者はいくらの年金をもらっているのでしょうか。年金支給月の4月だからこそ、「年金」について紐解いていきましょう。

本記事では、厚生年金と国民年金をみんながひと月にいくらもらっているかを解説します。

将来の年金受給額を試算する方法についても紹介するので、参考にしてみてください。

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1. 【年金支給の4月に見る】厚生年金「みんなの月額」はいくらか

会社員や公務員の経験がある人などは、国民年金(基礎年金)に上乗せして厚生年金を受給できます。

厚生労働省年金局が公表する「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金受給者がもらう年金額の分布は以下のとおりです。

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出所:厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

1.1 厚生年金受給者の月額を1万円ごとに確認

  • 月額5万円未満 :38万8575人(2.4%)
  • 月額5万円以上6万円未満 :16万3877人(1%)
  • 月額6万円以上7万円未満 :41万6310人(2.6%)
  • 月額7万円以上8万円未満 :70万7600人(4.4%)
  • 月額8万円以上9万円未満 :93万7890人(5.8%)
  • 月額9万円以上10万円未満 :113万5527人(7%)
  • 月額10万円以上11万円未満 :113万5983人(7%)
  • 月額11万円以上12万円未満 :103万7483人(6.4%)
  • 月額12万円以上13万円未満 :94万5237人(5.8%)
  • 月額13万円以上14万円未満 :91万8753人(5.7%)
  • 月額14万円以上15万円未満 :93万9100人(5.8%)
  • 月額15万円以上16万円未満 :97万1605人(6%)
  • 月額16万円以上17万円未満 :101万5909人(6.3%)
  • 月額17万円以上18万円未満 :104万2396人(6.4%)
  • 月額18万円以上19万円未満 :100万5506人(6.2%)
  • 月額19万円以上20万円未満 :91万7100人(5.7%)
  • 月額20万円以上21万円未満 :77万5394人(4.8%)
  • 月額21万円以上22万円未満 :59万3908人(3.7%)
  • 月額22万円以上23万円未満 :40万9231人(2.5%)
  • 月額23万円以上24万円未満 :27万4250人(1.7%)
  • 月額24万円以上25万円未満 :18万1775 人(1.1%)
  • 月額25万円以上26万円未満 :11万4222人(0.7%)
  • 月額26万円以上27万円未満 :6万8976人(0.4%)
  • 月額27万円以上28万円未満 :3万9784人(0.3%)
  • 月額28万円以上29万円未満 :1万9866人(0.1%)
  • 月額29万円以上30万円未満 :9372人(0.1%)
  • 月額30万円以上 :1万4816人(0.1%)

平均年金月額 :14万3965円

※国民年金を含む

受給者は多い順に以下の通り。

  • 月額9万円以上10万円未満
  • 月額10万円以上11万円未満
  • 月額17万円以上18万円未満

上記を見てわかる通り、人によって受給額に大きな差があることがわかります。

厚生年金は、会社員や公務員時代の年収と勤務期間によって受給額が異なるので、詳しくは自分の受給額を確認してみてください。

2. 【年金支給の4月に見る】国民年金「みんなの月額」はいくらか

会社員や公務員経験のない自営業者や専業主婦は、国民年金のみを受給します。

厚生労働省が公表する「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概要」によると、国民年金の受給額分布は以下のとおりです。

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出所:厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概要」

2.1 国民年金受給者の月額を1万円ごとに確認

  • 月額1万円未満 :7万27人(0.2%)
  • 月額1万円以上2万円未満 :28万4152人(0.9%)
  • 月額2万円以上3万円未満 :90万3006人(2.7%)
  • 月額3万円以上4万円未満 :274万9550人(8.2%)
  • 月額4万円以上5万円未満 :463万6048人(13.9%)
  • 月額5万円以上6万円未満 :791万730人(23.7%)
  • 月額6万円以上7万円未満 :1500万3006人(44.9%)
  • 月額7万円以上 :187万2466人(5.6%)

平均年金月額 :5万6368円

国民年金の年金額は、厚生年金受給者がもらう年金額と比べてかなり少ないです。平均年金月額は約5万5000円のため、国民年金だけで生活することは一般的に難しいでしょう。

3. 将来の年金受給額が試算できるツール2つ

年金受給額の相場を紹介してきましたが、重要なのは自分の年金受給額です。では、将来の年金受給額はどうやって試算するのでしょうか。

将来の年金受給額を試算する方法を紹介します。

3.1 年金受給額の試算ツール1.ねんきんネットを利用する

年金受給額を試算する代表的な方法が、日本年金機構が運営する「ねんきんネット」の利用です。ねんきんネットに登録してログインすれば、将来の年金受給額を試算できます。

ねんきんネットへの登録方法は以下の2種類です。

ねんきんネットへの登録方法

  1. マイナポータルからのログイン(マイナンバーカードとメールアドレスが必要)
  2. ねんきんネットのユーザーID取得(基礎年金番号とメールアドレスが必要)

ねんきんネットにログインすれば、「かんたん試算」と「詳細な条件で試算」のいずれかで将来の年金受給額を試算可能です。

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出所:日本年金機構「『ねんきんネット』による年金見込額試算」

「かんたん試算」では、現在と同じ条件で60歳まで年金制度に加入した場合の年金受給額を知ることができます。

「詳細な条件で試算」では、今後の職業や収入・受給開始年齢などを入力して将来の受給額を試算可能です。

ぜひ、ねんきんネットに登録して将来の年金受給額を試算してみてください。

3.2 年金受給額の試算ツール2.公的年金シミュレーターを利用する

将来の年金受給額を試算する方法として、厚生労働省が運営する「公的年金シミュレーター」の利用も検討しましょう。

公的年金シミュレーターのメリットは、IDやパスワードなしで誰でも利用できることです。

公的年金シミュレーターでは、年金受給額がグラフ形式で表示されます。今後の年収や就労完了年齢、受給開始年齢などをスライドバーで操作できるため、スマホで簡単に将来の受給額を把握可能です。

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出所:厚生労働省「公的年金シミュレーター使い方ホームページ(試験運用中)」


現在は試験運用中ですが、ねんきんネットへの登録が面倒な人やスマホで簡単に年金受給額を知りたい人は、公的年金シミュレーターを利用してみるといいでしょう。

4. 老後の年金受給額を知れば必要な老後対策がわかる

老後対策を検討するには、年金受給額を知ることが重要です。

月に5万円の年金を受給する人と月に20万円の年金を受給する人とでは、必要な老後対策はまったく異なります。

老後対策を検討する前に、まずはねんきんネットや公的年金シミュレーターを利用して自分の年金額を調べてみてください。

参考資料