4月となり新学期を迎え、多くのお子さんが新しい環境で過ごしていることでしょう。
新しい環境で毎日が楽しいと感じている子もいる一方で、なかなか学校生活に馴染めずにストレスを感じているお子さんがいるかもしれません。
本記事では、新学期を迎えた子どもの悩みやSOSについて、文部科学省の資料やアンケート調査をもとに紹介していきます。
「学校に行きたがらない」お子さんのSOSをすぐに汲み取ってあげられるように、事前に対策を考えておけると良いでしょう。
小・中ともに不登校児童生徒数は年々増加傾向にある
文部科学省の調査によると、平成10年と比較して令和2年のほうが、小学校・中学校ともに不登校児童生徒数が増加傾向にあることが分かっています。
不登校児童生徒数が増加傾向にある要因はさまざまですが、文部科学省の調査では学校に行きたくないと感じた理由として「交友関係」や「親子のかかわり」といった対人関係のトラブルが要因の上位に挙げられています。
なかなか学校の環境に馴染めず交友関係が築きにくかったり、そういった悩みに親が気づけなかったりしたことから、不登校になるケースが多いようです。
とくに新学期は、新しいクラスになり交友関係も新たに形成していくことが多いため、お子さんが何かと敏感になりやすい時期でもあります。
そういった時期にポツリと「学校へ行きたくない」といったネガティブな発言をお子さんがした際に、寄り添いながら行きたくない理由を探っていきたいですね。
子どもの見えないSOSに耳を傾けてみて
前章では、お子さんが不登校になりやすい理由として「交友関係」や「親子のかかわり」が大きな要因になり得ると説明しました。
しかし、不登校になった理由のなかには、上記のような明確な理由がなく不登校になるケースもあります。
実際、先ほど紹介した文部科学省の調査においても約半数が「無気力・不安」と回答したように、明確な理由なく不登校になることもあります。
とはいえ、「何かしらのSOS」を示しているのであれば、それを汲み取ってあげたいですよね。
株式会社SUIは「進学・進級・新学期の困りごと」に関する調査を実施しており、小中学生保護者の半数以上が「進学・進級・新学期を迎えた子どもの言動に不安を感じることがあった」と回答しています。
「具体的に不安に感じた変化」では、「朝起きられない」「発言がネガティブになった」「元気・笑顔がない」という意見が挙げられました。
上記のように、口では「学校へ行きたくない」と言っていないけれど、朝起きられなくなったり元気がなかったりなど、ちょっとしたお子さんの変化が、もしかするとSOSなのかもしれません。
上記のような見えないメッセージを汲み取って、早い段階で解決策を考えられると良いでしょう。
解決策を見つけ出す方法の1つとして、まずは誰かに相談することが重要だと考えられます。
株式会社SUIの同調査においては、配偶者や学校の先生などに相談したことで、悩みや課題が解決したケースもあるため、子どものことで何か不安要素がある場合は、一人で抱え込まずに誰かに相談することをおすすめします。
もし、誰に相談すればいいか分からないと悩んでいる場合は、専門家に相談してみると良いでしょう。
内閣府や厚生労働省の公式ホームページでは、児童のいじめや引きこもり、不登校など、内容に応じて相談できるように各窓口を設けています。
子どものことで不安や悩みを抱えている保護者に対して相談窓口を設けているため、悩みを一人で抱え込まずに、このような相談窓口に相談してみると良いでしょう。
「学校へ行きたくない」子どもへの対処法
本記事では、新学期を迎えた子どもの悩みやSOSについて、アンケート調査をもとに紹介していきました。
不登校児童生徒数は年々増加しており、その要因として「交友関係」や「親子のかかわり」が多い傾向にあります。
とくに新学期といった、新しい交友関係ができ始める時期においては、お子さんが何かと敏感になりやすいため、お子さんがネガティブな発言をした場合は、否定せずに寄り添う対応ができると良いでしょう。
一方で、無気力や不安といった不登校になった要因が明確でないケースも多いです。
そういった場合でも、「朝起きられない」「元気がない」といった、何かしらの見えないSOSは事前に出していることが多いため、お子さんの様子をしっかりと観察して、変化に気付いてあげることが大切になるでしょう。




