小・中ともに不登校児童生徒数は年々増加傾向にある

文部科学省の調査によると、平成10年と比較して令和2年のほうが、小学校・中学校ともに不登校児童生徒数が増加傾向にあることが分かっています。

出所:文部科学省「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」

不登校児童生徒数が増加傾向にある要因はさまざまですが、文部科学省の調査では学校に行きたくないと感じた理由として「交友関係」や「親子のかかわり」といった対人関係のトラブルが要因の上位に挙げられています。

出所:文部科学省「令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」

なかなか学校の環境に馴染めず交友関係が築きにくかったり、そういった悩みに親が気づけなかったりしたことから、不登校になるケースが多いようです。

とくに新学期は、新しいクラスになり交友関係も新たに形成していくことが多いため、お子さんが何かと敏感になりやすい時期でもあります。

そういった時期にポツリと「学校へ行きたくない」といったネガティブな発言をお子さんがした際に、寄り添いながら行きたくない理由を探っていきたいですね。