兵庫の方言は6つに分けられるのだとか
兵庫県は、大きく分けると摂津・丹波・播磨・但馬・淡路の5つのエリアで構成されています。
県が設置される前は別々の国だったため、方言にもバラつきがあるようです。
諸説ありますが、兵庫県内の方言は5つのエリアに神戸弁を加え、6つに分けられるのだとか。
京都に近い丹波の言葉は京言葉の影響を受けたり、鳥取県に隣接する但馬では中国地方の流れを受けて標準語っぽいアクセントになったりしている傾向にあります。
それぞれの地域色が強いため、兵庫県民でも同じ兵庫県出身と気づくのが遅れることも。
兵庫県を訪れるときは、周りから聞こえる地元の方の言葉に耳を傾けるのもよいかもしれませんね。
【番外編】世代によって使う表現が異なるとの声も
ここまで、関西弁は地域によって表現が変わり、様々な種類があることを紹介してきました。
しかし、関西弁の違いは地域だけではないようです。
過去に関西弁を紹介する記事に寄せられたコメントでは、「世代によって使う表現が異なる」「祖父母と自分では、同じ地域で生まれ育っても使う表現・イントネーションが違う」との意見が見られました。
実際、学生などの若い世代を中心に、「してまう」を「しちゃう」と表現する人が増えたり、地域によって違いがあった「来ない」は「こーへん」に統一されつつあったりするようです。
テレビやSNSの普及により遠方の方言をよく耳にするようになり、関東で関西弁が広まったように、関西でも関東の言葉が一部では浸透しつつあると考えられます。
今後関西や関東で使われている表現がどのように変化するのか、目が離せません。