老後に増える出費対策3:趣味は1つに絞り娯楽は予算を決めて楽しむ
「人生1回きり、楽しまなくては損!」とばかりに、俳句、絵、旅行、ダンス、乗馬、園芸など、いろんなことにトライする方がいます。
しかし、新しいことを習う場合、そのための初期費用、人々との交際など、結構な費用がかかるもの。
途中でイヤになれば、無駄になってしまいます。
なるべくなら自分が向いていること1つを深めた方が、時間とお金を集中できるため、成果があがり、楽しめます。
もし、自分に向いている楽しみ方がわからないという場合は、自治体主催のカルチャースクールなど割安なもので試してみましょう。
また、たまに気晴らしするためのお出かけは月に1~2回、予算は3000円までというように、予算を決めて楽しむとムダ遣いをすることはありません。
老後に増える出費対策4:健康維持に努める
老後になれば、日々の健康管理が大切です。
お金と時間があっても健康を損なえば、人生を楽しむことができません。
食事の栄養バランスに気を配り、散歩やストレッチなどで適度に身体を動かしましょう。
自治体が行う健康診断を利用し、年に1回は自身の健康状態を確認することも大切です。
定年退職後の生活に備えて
定年直後は、現役時代の感覚が抜けきらず、住宅費や教育費から解放されたことに安堵しがちです。
しかし、老後になれば新たな支出が生まれるもの。
早めに対策を打ち、長い老後を楽しみましょう。
参考資料
- 公益財団法人 生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査2021(令和3)年度」
- 公益財団法人 生命保険文化センター「介護にはどれくらいの費用・期間がかかる?」
- 帝国データバンク「「値上げの春」 4月は5100品目 5月以降も4000品目近く対象 「年2万品目」間近、値上げは今年秋まで長引く予想」
舟本 美子