「60歳代」という響きにどのようなイメージをもたれるでしょうか。
ひと昔前ならば、60歳から悠々自適な年金生活を送る人も多く、「人生のご褒美期間」というイメージを持たれることも多かったですね。では、今はどうでしょう。
定年引き上げの動きは多くの企業で見られ、再雇用や延長雇用で働き続ける人も増えています。公務員についても、この2023年度から段階的に定年が延長されます。
働き続けるシニアを後押しする制度が整いつつあるこんにち、65歳以上も働き続ける人が大幅に増えています。とはいえ、ひと昔前の60歳定年時代と同じように、公的年金の受給開始年齢である65歳でリタイアする人も多いでしょう。
今回はその「65歳以上のリタイア世帯」の貯蓄事情や、シニア世代の年金額について覗いていきます。