4月になっても厳しい値上げが続きます。
東京電力は2023年3月30日、電気料金の値上げ幅を29.3%から17.6%に修正し、政府に申請したことを公表しました。
少しずつ落ち着きを取り戻すのかもしれませんが、それでも足元では値上げを実感する毎日ではないでしょうか。
現役を引退して年金生活となったとき、思わぬ物価上昇を目の当たりにすると、やりくりできるか不安になるものです。
仮に年金が少なくても、十分な老後資金があれば老後を豊かに過ごすことができるでしょう。
現在の60歳代のうち、貯蓄が3000万円以上という割合を見ていきます。合わせて物価高に負けない老後資金について考えてみましょう。
60歳代「二人以上世帯」で貯蓄3000万円以上の割合
金融広報中央委員会「(令和4年)家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」によると、60歳代二人以上世帯における金融資産保有額の分布は以下のとおりです。
60歳代「二人以上世帯」の貯蓄分布
- 金融資産非保有 :20.8%
- 100万円未満 :6.1%
- 100~200万円未満 :5.5%
- 200~300万円未満 :3.3%
- 300~400万円未満 :3.2%
- 400~500万円未満 :3.4%
- 500~700万円未満 :5.3%
- 700~1000万円未満 :6.1%
- 1000~1500万円未満 :8.6%
- 1500~2000万円未満 :5.7%
- 2000~3000万円未満 :8.8%
- 3000万円以上 :20.3%
- 無回答 :2.9%
3000万円以上の金融資産を保有する世帯は約2割。約5世帯に1世帯が達成できているようです。