60歳代に向けたキャリア&マネープランが必須か
日本人の平均寿命は男性81.47歳、女性87.57歳です。今後さらに平均寿命が伸びる可能性はあるでしょう。
一方で、少子高齢化に歯止めがかからず、年金受給額は減る可能性があります。長い老後を生きていくには、公的年金以外のマネープランや長く働くキャリアプランが重要といえるでしょう。
長く働き続ければ、その分月々の収入が入ります。毎月収入があれば貯蓄を切り崩さなくても済んだり、貯蓄を増やしたりすることも可能でしょう。
ただ働き続けるには健康であることが重要ですし、年齢を重ねても働き続けられる仕事であることが重要ですから、現役時代から意識していきたいものです。
また、老後に向けた資産形成にはさまざまなものがあります。国の税制優遇制度であるiDeCoやNISAを利用したり、また老後は年金の繰り下げ受給を検討したりといった方法もあるでしょう。
運用にはリスクがありますし、どのようなマネープランが合っているかは個人差があります。65歳まで働き続ける可能性が高い現代、ご自身のキャリアとマネープランについて考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 人事院給与局「国家公務員の60歳以降の働き方について (概要)」
- 総務省2022年(令和4年)「労働力調査(基本集計)」
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和4年)各種分類別データ」
- 厚生労働省「令和3年簡易生命表の概況」
宮野 茉莉子