60歳代「貯蓄3000万円以上」の割合は何パーセント?
60歳代で貯蓄3000万円以上の割合について、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」を参考に、「単身世帯」「二人以上世帯」に分けて見ていきましょう。
【60歳代の貯蓄】単身世帯の平均と中央値
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、60歳代の単身世帯で貯蓄3000万円以上の割合は16.9%です。
60歳代の単身世帯で貯蓄3000万円を達成できる世帯は多くありません。平均は1388万円、より実態に近い中央値は300万円です。
総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の支出は14万4747円(消費支出13万2476円+非消費支出1万2271円)です。
年金は一般的に65歳から受給することになります。ご自身の将来の受給予定額をねんきん定期便などで確認し、老後の月の収支を確認することは大切でしょう。
【60歳代の貯蓄】二人以上世帯の平均と中央値
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」によると、60歳代の二人以上世帯で貯蓄3000万円以上の割合は20.3%です。
60歳代・二人以上世帯の20.3%、約5世帯に1世帯が貯蓄3000万円以上を保有しています。
総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)の支出は25万5100円(消費支出22万4436円+3万664円)です。
こちらについても、老後の月の収支を確認することが重要となります。