日本の平均年収「400万円台」も女性は全年代で届かず

国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によれば、日本の平均年収は443万円です。

男女で分けると男性の平均年収は545万円、女性は302万円となっており、同じ「年収400万円台」といっても男性と女性で受け取る印象は異なるでしょう。

女性の平均年収は、全体の平均年収より100万円以上低くなっています。

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

では、女性の平均年収を年代別に見たときに、日本の平均年収443万円に届く年代はあるのでしょうか。

出所:国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」

女性で最も高いのは20歳代後半の328万円となっており、やはり全体の平均年収より100万円以上低くなっています。

20歳代~60歳まで男性は年齢が上がるにつれ平均年収も上がり、30歳代前半では472万円と、日本の全体の平均年収である443万円を超えています。

男性にとっては比較的若い年代で到達する人もいる「年収400万円台」ですが、女性にとっては難しいことがわかります。

50歳代後半の平均年収をみると、男性は687万円、女性は316万円となっており、2倍以上の差が開いているのがわかります。