女性が考えたい仕事事情
女性の平均年収をみてきましたが、今後女性の年収が低い傾向が変化する可能性もあります。
現状では子育てをしながら働く場合パートタイムを選ぶ女性が多く、実際に育児中は急な休みをとる必要ができたり、行事への参加やPTA、習い事や宿題の確認などやることが多いため、パートだと融通が効きやすいところはあるでしょう。
一方で、2022年10月から産後パパ育休が施行されましたが、少しずつ仕事や育児をとりまく環境が変わり、フルタイムで働く女性が今後増えることも考えられます。
ただまだ出産育児によりキャリアが左右されやすいため、長い目で見たキャリアプランを立てることが大切です。「人生100年時代」の今、60歳代で働く方は多く、いまの若い世代は老後も長く働く可能性は十分あります。
年収はもちろん、年齢を重ねても「自分が長く働き続けられる仕事は何か?」を考える重要性は今後増すでしょう。
お金の面はもちろん、多角的な角度からキャリアについて考えてみてくださいね。
参考資料
- 国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」
- 内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書 令和4年版・第1節 家族の姿の変化・人生の多様化」
- 厚生労働省「産後パパ育休(出生時育児休業)が10月1日から施行されます」
宮野 茉莉子