5. 余談:農業には「割増退職金」を

以下は余談になりますが、筆者は「割増退職金」を提案したいと思います。農業を離れる人には高額の補助金を支払う、寒村を離れる人には高額の補助金を支払う、というわけです。

企業がリストラする際に、相手が嫌がることを承諾してもらう対価として高額の退職金を支払う場合がありますが、それと同じ発想です。

それでも農業を続けたい人、寒村に住み続けたい人がいれば、それは各自の自由ですが、補助金を支払うことで農産物の輸入が自由化できれば、寒村が一つでも減れば、国民全体にとって大きなメリットがあり得るだろうと思うからです。

本稿は、以上です。なお、本稿は厳密さより理解の容易さを優先しているため、細部が事実と異なる場合があります。

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塚崎 公義