2. 【50歳代・おひとりさまの貯蓄額】他の世代や二人以上世帯と比較!

2.1 金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)

20歳代~70歳代

  • 単身世帯・・・平均:871万円(中央値:100万円)
  • 二人以上世帯・・・平均:1291万円(中央値:400万円)

50代(50~59歳)

  • 単身世帯・・・平均額:1048万円(中央値:53万円)
  • 二人以上世帯・・・平均額:1253万円(中央値:350万円)

全世代と50歳代の単身世帯、二人以上世帯を比較するといずれも二人以上世帯の方が貯蓄額は多いです。また、二人以上世帯の「平均と中央値の乖離」は、単身世帯よりも小さいですね。

では、その他の年代についても確認しておきます。

20代(~29歳)

  • 単身世帯・・・平均:176万円(中央値:20万円)
  • 二人以上世帯・・・平均:214万円(中央値:44万円)

30代(30~39歳)

  • 単身世帯・・・平均:494万円(中央値:75万円)
  • 二人以上世帯・・・平均:526万円(中央値:200万円)

40代(40~49歳)

  • 単身世帯・・・平均:657万円(中央値:53万円)
  • 二人以上世帯・・・平均:825万円(中央値:250万円)

60代(60~69歳)

  • 単身世帯・・・平均:1388万円(中央値:300万円)
  • 二人以上世帯・・・平均:1819万円(中央値:700万円)

70歳代(70~79歳)

  • 単身世帯・・・平均:1433万円(中央値:485万円)
  • 二人以上世帯・・・平均:1905万円(中央値:800万円)

やはり年齢が上がるにつれて貯蓄額は増えています。また全世代を通じて、単身世帯の貯蓄額は二人以上世帯より少ないです。

年功序列制度が根強く残る日本では、年齢が上がるにつれて収入も上がる傾向が一般的ですね。

特にサラリーマンの中には50歳代で年収のピークを迎える人が多いです。とはいえ、収入アップにともない生活レベルを上げてしまうと、現役生活最後の「貯め時」を生かしたラストスパートが叶わなくなる可能性も。

リタイアが目の前にちらつく50歳代ならば、やはり退職後を見据えた家計管理が大切となってくるでしょう。