4. 老後の生活にはいくら必要？
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最後に老後の生活費について確認をすすめます。同資料から老後の生活が「ひと月当たり最低生活費」を、単身世帯と二人以上世帯で比較していきます。
単身世帯
- 世帯主の年齢が60歳代･･･27万円
- 世帯主の年齢が70歳代･･･28万円
二人以上世帯
- 世帯主の年齢が60歳代･･･31万円
- 世帯主の年齢が70歳代･･･33万円
単身世帯では27~28万円、二人以上世帯で31~33万円となっています。「おひとりさまならば、生活費は夫婦世帯の半分で大丈夫」とはいかないようですね。
いまの貯蓄で「理想の老後」に近づけそうか
今回は、「50歳代・おひとりさま世帯」の貯蓄事情を眺めあと、単身世帯や二人以上世帯との比較や、貯蓄目標との差についても確認しました。
20歳代～70歳代、全ての世代を通じて、おひとりさまの貯蓄額は二人以上世帯の貯蓄額よりも少ない結果となりました。一方、老後に必要となる生活費には大差がないことも分かりました。
また、目標とする貯蓄額と実際の貯蓄額に大きな乖離がある点にも目を向けておく必要がありそうです。
超低金利が続くいま、銀行などの預貯金だけではお金を増やすことには繋がりにくいですし、収入を上げるといっても限度があるでしょう。貯蓄目標に効率よく到達する方法を考える必要が出てきますね。
そこで注目したいのが、資産運用でお金に働いてもらう発想です。iDeCo（イデコ：個人型確定拠出年金）やNISA制度などの税制優遇制度の活用を検討するのも一案でしょう。
投資には当然リスクが伴います。まずは情報収集からスタートしてみましょう。理想の老後に近づくための準備を、少しづつ始めてみませんか。
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参考資料
徳原 龍裕
