筆者がフィリピンのとある島でボランティアをしていたころ、ホームステイ先の食卓には必ず卵の両面焼きが準備されていました。日本では生卵を食べると伝えたところ、びっくりされた記憶があります。
いまは日本以外でも食べる国や地域はあるようですが、一般的には日本のように品質管理体制が整っていないことによる食中毒への懸念や、そもそもそういった文化がないということが多いようです。
そんな安くて手軽な物価の優等生といわれる卵ですが、過去水準とも言われる値上がりをみせており、メディアでも話題となっていますね。
シニア世代の収入は公的年金がメインのため、日頃の節約がポイントになるといえますが、健康に過ごすためには毎日の食事は大切です。
今回はいまのシニア世帯の食費事情とやりくりのポイントについてみていきます。
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1. 毎月の食費=標準的なエンゲル係数は何パーセント?
エンゲル係数
生計費中に占める飲食費の割合を示す係数。一般に,所得水準が高くなるに従って低下するとされる。
(goo辞書より)
エンゲル係数は、「エンゲル係数(%)= 食費÷消費支出 × 100」で計算され、「エンゲル係数が高い=食費が高い」という目安になります。
では、エンゲル係数は何%が標準的なのでしょうか。総務省統計局の「家計調査報告」をみてみましょう。
これによると、二人以上世帯のエンゲル係数は平均27.2%。月の消費支出27万9024円のうち7万5761円が食費という結果でした。
その内訳を見ると、外食費が9380円。基本的に自炊派が多い様子がうかがえるとはいえ、支出の4分の1を食費が占めていることになります。
なお、2人世帯が6万6327円(26.7%)、3人世帯が7万7578円(27.2%)、4人世帯が8万7017円(27.2%)、5人世帯が9万2333円(38.4%)と、世帯人数が増えるにしたがってエンゲル係数が上がる傾向も。
2. 年金エイジ「みんなの食費」ひと月どのくらい?年代別に確認
みなさんの世帯のエンゲル係数はいかがでしょうか。平均と比べながら確認してみましょう。
- ~29歳:5万3374円(22.5%)
- 30~39歳:7万626円(26.7%)
- 40~49歳:8万1751円(26.1%)
- 50~59歳:8万2491円(24.1%)
- 60~69歳:7万8972円(27.4%)
- 70歳~:6万9287円(30.6%)
月の消費支出のうち食費が3割を超えているのは70歳以上のみで、60歳未満の現役世代と比べると約5%増加しています。シニア世帯の食費って結構かかると感じた方もいるでしょう。
60歳以上では、年齢があがるごとに公的年金がメインの収入となる世帯も増えますね。現役時代より年収が下がる世帯が大多数となります。
そうなれば生活費に使える金額も自ずと少なくなりますから、結果的に現役世代より少ない金額の食費でもエンゲル係数は上がってしまうことになるわけです。
3. 家計のスリム化3カ条
ではどのように家計をおさえながらやりくりしていけばよいのか、食費にフォーカスして対策を考えてみましょう。
その1:旬の食材を利用する
一般的に肉、豆腐やきのこ類などの食材は価格が変動しにくい食材です。旬の食材は時季によって価格が安くなります。上手に取り入れれば食卓をボリュームアップできます。
その2:買い物リストを活用
ついつい余計なものを買って、食材を余らせた経験がある方は多いのではないでしょうか。買い物前にはまず冷蔵庫をチェックし、買い物リストを作成して、余計なものを買うことを防ぎましょう。
その3:まとめ買いで作り置き
週末にまとめ買いし、作り置きすれば食品を無駄なく保存できます。野菜を切って冷凍しておくだけでも立派な作り置きです。毎日の食事の準備の負担を軽くし、外食費の節約にもつながるでしょう。
4.豊かなセカンドライフのために
食費だけでなく、光熱費なども含めインフレが続けば日々の生活費はどんどん圧迫されていきます。現役世代の年収や、シルバー世代の老齢年金額の見込めれば安心かもしれませんが、なかなか難しいのが現状ですね。
限られたお金のなかでいかに効率よく資産を殖やしていくかがカギを握るといってもよいでしょう。
銀行預金だけでなく、つみたてNISAやiDeCoなどを上手に活用しながら、老後に困らないための資産形成を早めにスタートしていきましょう。




