福島県の独自制度となる私立の入学料補助

福島県は2023年度より、県内の私立高校などに進学する生活保護または住民税非課税世帯の生徒に対し、入学料などを独自に補助する制度を始めます。

私立高等学校の平均入学料は、約14万5000円。県立高等学校の入学料5650円と比べると高額です。

もし、親が入学料を負担できなければ、進学をあきらめる生徒が出てくるかもしれません。

経済的負担を減らすことで、生徒の多様な学びの機会を保持するのが目的です。私立高等学校の入学金に対しては、全額ではなく、1人当たり一律2万5000円が支援されます。

さらに、福島県は授業などで使用するタブレット端末の購入費の補助額は、今までの上限4万5000円を4万9000円に増やします。

福島県の住民税非課税世帯とはどんな世帯か?

世帯全員が住民税の所得割も均等割も課されていない世帯を「住民税非課税世帯」といいます。

住民税がかからないというのはどのような世帯をいうのか、その要件を確認してみましょう。