「40歳代」といえば仕事や家庭において責任ある立場を任されるシーンが増える時期。公私ともに、まさに「脂が乗った」日々をせわしなく送っている人も多いでしょう。

同時に40歳代は、子どもの教育費や住宅ローンの返済といったコアな支出で家計が圧迫される世帯が多数を占める年代でもありますね。

介護保険料の支払いも始まり、少しだけ「老後」を意識する人も増える時期。とはいえ、目前の支出に追われて老後資金の準備にまで手が回らない世帯が多いでしょう。

今回は金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」調査結果をもとに、40歳代世帯の「金融資産保有額」と「借入金」をセットで眺めていきます。

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