株式投資には「バリュー株投資」と「グロース株投資」の2種類があります。銘柄選びにおいて、バリュー株とグロース株の違いを理解することは非常に重要です。
バリュー株・グロース株とは何か、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのか、初心者にも理解しやすいよう分かりやすく解説します。
最後に、それぞれどのような人に向いているのかについても説明していきましょう。
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1. バリュー株とは?
バリュー株とは、その企業の株価が本来の企業の価値よりも低いと感じられるような株、割安だと感じる株のことを指します。
例えば1株2,000円の株式を1億株発行している企業では、その企業の時価総額は2,000億円です。
しかし、その企業の実績や財務状況、収益性などを考慮した時に、2,000憶円以上の価値があると判断できれば、その企業の株はバリュー株といえるでしょう。
1.1 バリュー株投資とは?
実際の企業価値に対して割安だと感じる株を狙って投資することを「バリュー株投資」といいます。
企業価値に対して本当に株価が割安なのであれば、いずれ投資家からの見直しが入り、将来的にその企業価値に見合った株価の水準に訂正される、つまり株価が上昇する可能性があります。
そうした株価の将来的な上昇を期待して株式を購入するのが「バリュー株投資」です。
上昇したタイミングで株を売却すればキャピタルゲイン(売却益)が得られますし、保有中のインカムゲイン(配当益)も得られるのがバリュー株投資の特徴です。
バリュー株は、株価の上昇が比較的緩やかであることが多く、バリュー株を狙う投資家は長期にわたって保有する人が多い傾向にあります。
バリュー株投資で注意したいのは「安い株を買う」のではなく、あくまで「割安な株を買う」ことです。本来の価値に対して割安な株であるからこそ、将来的な株価の上昇が見込めるわけです。
個別株だけでなく、バリュー株を組み入れて運用するバリュー株ファンドに投資する方法もあります。