3. バリュー株投資のデメリット

3.1 企業の本質的価値を見抜くのが難しい

バリュー株の場合、本来の企業価値を見極め、株価が割安かどうかを判断しなければなりません。現時点だけでなく将来性も判断しなければならず、バリュー株を探すのは簡単ではないでしょう。

3.2 資産形成に時間がかかる

バリュー株投資は長期保有が前提です。大きな値動きを利用した短期売買のような手法とは異なり、資産形成には時間がかかってしまうでしょう。

資金を長期間寝かせてしまうことにもなるため、運用には注意が必要です。

3.3 バリュートラップの可能性がある

割安だと判断される銘柄ではあるものの、いつまでも株価の上昇が見られず、割安なまま放置されることを「バリュートラップ」といいます。

配当が充実している銘柄なのであれば、保有しているだけでもそれなりの収益があるかもしれません。しかし、いずれ値上がりした際の売却を想定している場合、キャピタルゲインが得られない可能性があるでしょう。