住民税非課税世帯に対する給付金
日本においては、住民税非課税世帯を対象にした助成制度があります。
国が主体のものから、自治体が独自に行う制度までさまざまです。一例をご紹介します。
東京おこめクーポン事業
冒頭でご紹介した東京おこめクーポン事業は、2月24日(金曜日)以降、4月末までに順次準備ができた区市町村ごとに、クーポンが郵送されます。
お米25kgやお米15kgとカット野菜パックなど、コースの中から選ぶことができます。
昨今では食品を中心とした物価上昇が激しく、物価高の影響を受けやすい低所得世帯に対し、国産の米や野菜などの食品と引き換えることができる「東京おこめクーポン」の配付をするとのことです。
低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金
子育て世帯のうち、ひとり親や低所得などの家庭には「子育て世帯生活支援特別給付金」として児童1人あたり5万円が支給されました。
継続的な支援ではありませんが、このような給付金は今後も検討される可能性があるでしょう。
緊急支援給付金(電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金)
住民税均等割非課税世帯や2022年1月から12月までに家計に急変のあった世帯へ、電力、ガス、食料品などの価格高騰に対する支援として5万円の給付がありました。
幼児教育・保育の無償化
0~2歳児は幼児教育・保育の無償化の対象外ですが、住民税非課税世帯であれば全年齢で無料化となります。また副食費等を無料にする自治体もあります。
大学無償化(高等教育の修学支援新制度)
大学などの授業料や入学金が、免除もしくは減額される制度もあります。学生生活を送るための生活費として、日本学生支援機構(JASSO)から給付型奨学金を受け取ることもできます。