共働きが主流も、実態はパートタイムが多い結果に
まずは内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書 令和4年版・第1節 家族の姿の変化・人生の多様化」を参考に、共働き世帯と専業主婦世帯の推移(妻64歳以下の世帯)を振り返りましょう。
今の子育て世代が子どもの頃には専業主婦世帯のほうが多かったですが、90年代にはほぼ同数になり、今は共働き世帯が1177万世帯、専業主婦世帯が458万世帯となっています。
ここ20年ほどで急激に専業主婦世帯が減少しているようすがわかります。
共働き世帯をパートとフルタイムに分けると、パートは1985年の228万世帯から2021年の691万世帯と約3倍に増えています。
一方でフルタイムは1985年の461万世帯から2021年の486万世帯となっており、ほぼ同水準で推移しています。
「まだまだ育児と仕事の両立は厳しい」という女性の声が聞こえてきそうな結果となりました。