全世帯の共働き世帯の割合は?
次に、世帯のライフスタイルについても確認しておきましょう。
バブル崩壊後には、専業主婦世帯が数年の間横ばいになりつつも、共働き世帯がやや上昇する期間が続きます。
各世帯のライフスタイルが変わり、共働き世帯の増加とともに専業主婦世帯が減少し始めたのは2000年頃です。
時間差をもって家計が厳しくなり始めたのかもしれません。
その後も共働き世帯は上昇を続け、2020年(令和2年)の時点では、専業主婦と共働き世帯の差は倍以上になっています。
家計の防衛と生きたお金の使い方
政府が出している貯蓄の世帯平均を見ると、多くの人が違和感を感じるのではないでしょうか。
平均値は現実と乖離していることのほうが多い印象があります。
少子高齢化による人口減少と国民の消費マインドを鑑みると、我が国の実体景気は算出されるさまざまな数値よりもかなり低いのではないでしょうか。
文化レベルを落とさない生活を維持するために、今後はメリハリをつけたお金の使い方がより大切になるでしょう。
家計のポイントを、3点ピックアップしてみました。
- サブスクなど継続課金の見直し
- 心が貧しくならない節約
- 消費型のエンタメよりも体験型へ
荒んだ気持ちは荒んだ社会を招きます。
よりタイトな家計の中でも心の余裕だけは維持しておきたいところです。