65歳以上でもできる貯蓄を増やす方法2つ

ここまでご紹介してきたように、65歳以上のリタイア世帯では毎月の収支は平均して赤字になることが多いことがわかります。できれば今からでも貯蓄を増やす方法があれば試したいと思う方もいるでしょう。

もし身体的に可能であれば、無理のない範囲で働くことも検討してみましょう。適度な勤労は、貯蓄ができるだけでなく心身機能の維持にもつながるでしょう。

また、資産運用に興味のある方はNISAをはじめてみるのもひとつの方法です。

一般NISAは株式や投資信託などを年間120万円まで最長5年間非課税で保有することができます。つみたてNISAは、一定の投資信託を年間40万円まで最大20年間の合計800万円を非課税で保有することができます。

ただし、投資商品なので元本が保証されているわけではなく、運用次第では損失が出てしまうリスクがある点を理解したうえで取り組みましょう。また、2024年からは新NISAになる予定なので、そちらに関しても情報収集をおこないましょう。

なお、老後資金の準備方法としてiDeCo(確定拠出年金)もありますが、加入年齢が64歳未満までなので、65歳以降に加入することはできません。