働き方の多様化が進む日本では、「本業とは別に副業をする」「副業から独立してフリーランスになる」といった、キャリアの選択肢が幅広くなっています。
厚生労働省の「雇用類似の働き方の者に関する調査・試算結果等」によると、自身で事業などを営んでいるフリーランスは約538万人いるとされています。
フリーランスが身近な存在になりつつある現代では、今は会社員でも「いつかはフリーランスになりたい」という夢がある方もいるのではないでしょうか。
本記事では、会社員のフリーランスという働き方の意識調査と、実際のフリーランスの働き方の実態について紹介していきます。
「いつかフリーランスになりたい」と思っている方は、記事を参考にフリーランス生活のリアルを知っておくと良いでしょう。
会社員の約半数が「フリーランスになりたい」と回答
FREENANCE byGMOでは、フリーランスで働く方が身近にいる会社員300名に対して、「フリーランスという働き方」に関するアンケート調査を行っています。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査テーマ:フリーランスという働き方に関するアンケート
- 調査対象:都市部在住(※)20~60歳の、フリーランスで働く方が身近にいる会社員300名(※)東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、宮城県、愛知県、大阪府、広島県、福岡県在住の方
- 有効回答数:300件
- 調査期間:2023年1月16日(月)~1月20日(金)
- 調査方法:インターネットによるアンケート調査
- 調査主体:「FREENANCE byGMO」
- リリース公開日:2023年2月8日
上記の調査によると、「フリーランスになることを念頭に会社員をしている」「フリーランスになれるならなりたいと思っている」という回答が約半数を占める結果となりました。
また、同調査において会社員に、フリーランスという働き方に夢があるかを伺うと、「とてもそう思う」「ややそう思う」という回答が過半数を超える結果になりました。
YouTubeやSNSなどで、フリーランスの方が気軽に発信できるようになったことで、フリーランスという働き方への願望を抱く会社員が多くなっているのかもしれません。
そんな夢があるフリーランスの働き方ですが、「理想と現実」は同じなのでしょうか?
次章で、「会社員が持つフリーランスという働き方のイメージ」と「実際のフリーランスという働き方の実態」を比較していきます。
フリーランスで自由は掴み取れるが稼げるかは別問題
FREENANCE byGMOが「会社員がフリーランスになったら重視したいこと」を年代別に調査したところ、「働く場所や時間を自由に選びたい」「今よりも稼ぎたい」という回答が多い結果となりました。
上記の結果からもわかるように、会社員の方はフリーランスになることで「自由になれる」「収入を上げられる」といったイメージがあるようです。
では、実際にフリーランスとしての働き方はどうなのでしょうか。
内閣官房日本経済再生総合事務局による「フリーランス実態調査結果」では、7割のフリーランスが、「仕事上の人間関係」や「就業環境(働く時間や場所など)」「プライベートとの両立」「達成感や充足感」に満足していると答えています。
フリーランスになることで、自分で働く場所や人を選択しやすくなることから「自由度」が高くなる可能性は大いにありそうです。
一方で、収入に関して満足しているフリーランスは約4割と、他と比較すると低い傾向にあります。
内閣官房日本経済再生総合事務局のフリーランスの年収調査において、フリーランスの年収は「年収200万円以上300万円未満が19%」という回答が最も多い結果となりました。
調査グラフを見ると、フリーランスの年収と雇用者としての年収は、同傾向にあることがわかります。
上記の結果から、フリーランスになれば「働き方の自由度」は高くなる傾向にありますが、「収入」に関してはフリーランスになったからといって上がるわけではない現状がうかがえます。
実際、内閣官房日本経済再生総合事務局の同調査では、フリーランスの方が感じる障壁として「収入の少なさ・不安定さ」がダントツで上位となっています。
もちろん、実力次第で収入は青天井にもなり得るフリーランス業ですが、実際の傾向としては「収入に不安定さを感じるフリーランス」が多いのが現状です。
収入の不安定さは感じるも、フリーランスとして今後も働きたい人が約8割
前章では、実際のフリーランスとしての働き方の実態について紹介しました。
「フリーランス=収入が上がる」というイメージが世間では強くなっていますが、実際は収入の少なさ・不安定さに障壁を感じているフリーランスのほうが多いようです。
しかし、「収入が少ない・不安定だから会社員に戻りたい」と思っているフリーランスは少なく、このままフリーランスを継続したいと考えている人のほうが多い傾向にあります。
実際、内閣官房日本経済再生総合事務局のフリーランスの実態調査によると、約8割のフリーランスが「フリーランスとして働き続けたい」と回答しています。
フリーランスは実力次第で収入を伸ばせるため、今後受ける仕事の規模を増やすことで、収入の安定性をはかろうとしているのかもしれません。
また、フリーランスは「働く場所や時間の自由」「好きなことを仕事にする」といった、収入以外の魅力があることから、今後もフリーランスを継続したい人が多いのだとうかがえます。
フリーランスは収入の不安定さはあるも魅力は多い
本記事では、会社員のフリーランスという働き方の意識調査と、実際のフリーランスの働き方の実態について紹介していきました。
会社員の約半数が「フリーランスになりたい」と回答しており、その理由として自由や収入アップを望んでいる声が多く挙げられました。
しかし実態としては、収入の少なさや不安定さを障壁に感じているフリーランスが多いのが現状です。
「いつかフリーランスになりたい」と思っている方は、フリーランス生活のリアルを知ったうえで、今から始められる準備を進めていくと良いでしょう。






