フリーランスで自由は掴み取れるが稼げるかは別問題
FREENANCE byGMOが「会社員がフリーランスになったら重視したいこと」を年代別に調査したところ、「働く場所や時間を自由に選びたい」「今よりも稼ぎたい」という回答が多い結果となりました。
上記の結果からもわかるように、会社員の方はフリーランスになることで「自由になれる」「収入を上げられる」といったイメージがあるようです。
では、実際にフリーランスとしての働き方はどうなのでしょうか。
内閣官房日本経済再生総合事務局による「フリーランス実態調査結果」では、7割のフリーランスが、「仕事上の人間関係」や「就業環境(働く時間や場所など)」「プライベートとの両立」「達成感や充足感」に満足していると答えています。
フリーランスになることで、自分で働く場所や人を選択しやすくなることから「自由度」が高くなる可能性は大いにありそうです。
一方で、収入に関して満足しているフリーランスは約4割と、他と比較すると低い傾向にあります。
内閣官房日本経済再生総合事務局のフリーランスの年収調査において、フリーランスの年収は「年収200万円以上300万円未満が19%」という回答が最も多い結果となりました。
調査グラフを見ると、フリーランスの年収と雇用者としての年収は、同傾向にあることがわかります。
上記の結果から、フリーランスになれば「働き方の自由度」は高くなる傾向にありますが、「収入」に関してはフリーランスになったからといって上がるわけではない現状がうかがえます。
実際、内閣官房日本経済再生総合事務局の同調査では、フリーランスの方が感じる障壁として「収入の少なさ・不安定さ」がダントツで上位となっています。
もちろん、実力次第で収入は青天井にもなり得るフリーランス業ですが、実際の傾向としては「収入に不安定さを感じるフリーランス」が多いのが現状です。