2021年度の厚生年金と国民年金の平均受給額はいくらか
老後の必要額は、全額自分で貯蓄する必要はありません。年金が受給できますので、厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、年金受給額の平均を確認しましょう。
2021年度の厚生年金と国民年金の平均受給額
- 厚生年金受給者の平均年金額:月額14万3965円
- 国民年金受給者の平均年金額:月額5万6368円
月の生活費を上回る年金を受給できれば、理論上は貯金がなくても生活できます。
たとえば月の生活費が約14万円、収入が年金月額約8万円の場合、毎月約6万円不足します。この場合、81歳が寿命の男性が、65歳からの生活のために自分で用意すべき金額は1224万円(204カ月×6万円)です。
年金受給額は人により大きく異なるので、自分の受給金額をねんきん定期便やねんきんネットなどで確認し、シミュレーションしてみてください。
また、税金や社会保険料といった年金から天引きされる非消費支出も発生するので、注意が必要です。